育児

自由参入と品質保証

「保育所について」で、書いた件について、「国政選挙論点シリーズ(1)」で、次のような提案が行われています。 具体的な流れはこうです。まずは、国が「すべての児童に幼児教育の権利」を保障します。その権利の対価として、すべての児童が保育サービスの…

保育所について

保育所の不足が問題になっています。保育料が安いと保育所への需要が無限に増える、混雑緩和のためには保育料を上げればいいという意見があるようです。一理はあると思いますが、誤解もあるような気がします。 そもそも、保育所を利用する年齢、小学校入学前…

常勤の女性が第1子を生んだとき、仕事を辞めないのが普通になった

「母親のワークライフバランス」では、厚生労働省の、「第8回21世紀出生児縦断調査」を使って、母親の「常勤」の問題を議論しました。 今回、厚生労働省がこの調査の「第二波」を発表しました。これまでの調査は2001年に生まれたお子さんと家族の状況を追…

「医療」もどんどん変わる

厚生労働省の人口動態統計で、22年に生まれた赤ちゃんの体重を見ると、出生が1,071,304人、このうち2,500g未満の低体重児は103,049人で、全体の9.6%になっています。 低体重児の割合が、どう変化してきたか、男の子の場合は、こんなことになっていま…

母親のワークライフバランス

「「子どもの時間の流れ方」について」で、厚生労働省の、「第8回21世紀出生児縦断調査」の結果を取り上げました。ワークライフバランスといった観点で、この調査で話題になるのが、「常勤」で働いている母親の割合です。どちらかというと「なかなか増え…

「子どもの時間の流れ方」について

厚生労働省が、「第8回21世紀出生児縦断調査」の結果を発表しています。いろいろおもしろい結果があります。 「図13や図14」で、最初の子が生まれて方で次の子が生まれたかどうかを見ているのですが、お子さんが1歳半の時、悩みや不安があったかどう…

離島住民と保育難民、どっちが弱者?

東京都が、小笠原諸島に光ファイバーケーブルを引くそうです。 現在、インターネット通信には衛星回線を利用しているのですが、利用環境を改善し、地デジも利用できるようにすることが目的です。来年7月の地上デジタル放送への移行前に完成させたいというこ…

保育所

今日(2009年11月7日)の東京新聞の社説で、保育基準の緩和の問題が取り上げられています。 「地方分権改革推進委員会の求めに応じ厚生労働省は、保育所設置基準を待機児童の多い都市部に限り一部緩和する考えを示した。だが、暫定措置にすぎない。少…

保育所、幼稚園、事業所内保育施設

「保育園と幼稚園」で「これを見ると、保育所に通うお子さんは増加傾向、幼稚園児は減少傾向です。」と書いたのですが、その続きです。 学校基本調査と社会福祉施設等調査によると、こんな状況です。 保育所と幼稚園の園児(人) 年保育所幼稚園1995年度…

母乳、人工乳は何で決まる?

「「「っつーことで、「卒乳」の顛末」について」について」のクイズ、「実は母乳、人工乳に決定的な影響を与える要因があるのです。さて、それは何でしょう?」に、シーラカンスさんから子供が何人目かという答えをいただきました。 そう、確かに何人目かで…

「「っつーことで、「卒乳」の顛末」について」について

「「っつーことで、「卒乳」の顛末」について」を読むと、皆さん、いろいろ工夫されているようで。 まあ、その前に授乳にも苦労されているのでしょう。さて、授乳というと、母乳か人工乳か混合乳かという選択肢があります。 これを決めるのは何か?お母さん…

「民法第772条 いかにして真実を安く手に入れるか

「民法第772条 真実は高くつく」で書いた民法第772条(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/M31/M31HO009.html#1004000000003000000001000000000000000000000000000000000000000000000000000000000)を巡る問題がいかに難しいか、少し説明を付け加えてお…

民法第772条 真実は高くつく

民法第772条(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/M31/M31HO009.html#1004000000003000000001000000000000000000000000000000000000000000000000000000000)が問題にされています。 第772条というのは面白い条文です。 1 妻が婚姻中に懐胎した子は、夫…

「ツバメ、もう巣立ちの時期?」について

「ツバメ、もう巣立ちの時期?」を読んで、この詩を思い出しました。 白楽天の「燕詩示劉そう(じいさんという意味の「そう」の字が変換しても出てきません。こちらをクリックしてください。→)」(http://www.c-able.ne.jp/~s-town/tsubame.htm) これを見…

「末っ子の影響力」について

この記事は、「末っ子の影響力」に、シーラカンスさんからいただいたコメントへのお返事です。 ウーン・・・。お答えするのが難しいですね。 幾つか論点がありまして、かなり複雑なので、順番に整理して行きたいと思います。 その前に、明らかにしておきたい…

末っ子の影響力

「国民の生活意識」に引き続き、平成17年国民生活基礎調査からです。 今回は児童のいる世帯の状況です(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa05/1-3.html)。 図5をみると、少子化の進行がよく分かります。 次ぎに図6をご覧下さい。…

保育園と幼稚園

「お母さんの自由時間」に逆上がりさんからコメントをいただきました。 はて、幼稚園と保育園どちらの園児が多いのでしょうか?もちろん幼稚園は3歳から保育園は0歳からですから、単純な比較はできませんが。 学校基本調査http://www.mext.go.jp/b_menu/to…

やっぱり、男の子はお尻をぶたれている

「男の子はお尻をぶたれる」で、3歳半では男の子の方がよくお尻をぶたれていることをお示ししました。 こんな具合です。 悪いことをしたときの対応・よくする割合対応男児女児お尻をたたくなどする11.5%8.0% ここでは、男の子がよくお尻をたたかれ…

男の子はお尻をぶたれる

「「男の子を育てるのは「修行」かもしれない??」について」で、厚生労働省が、2001年に生まれたお子さん達を追い続けて3年、今回は3歳6ヶ月になられたお子さん達と(とそのご両親)の状況を調べている第4回21世紀出生児縦断調査の結果をご紹介…

「男の子を育てるのは「修行」かもしれない??」について

「男の子を育てるのは「修行」かもしれない??」について 厚生労働省が、第4回21世紀出生児縦断調査の結果を発表しました。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/04/index.html 2001年に生まれたお子さん対を追い続けて3年、今回は3…

「子ども手当 その3」について 後編

「「子ども手当 その3」について」の続きです。 この調査のいいところは、子供を持っている、つまり子供を産んだ女性を対象としているところです。一般論ではなく、自分自身の体験に基づいた意見を聞こうというのは良い企画であると思います。 (なお、比較…

「バンビ」について

「バンビ」について バンビの原作「ぎょうせい」から出ています。 新装 少年少女世界名作全集第34巻 バンビ ¥1,300 ISBN4-324-04361-2 http://www.gyosei.co.jp/ 私の持っていた「ぎょうせい」のイメージと随分違います。こういう…

バンビ

今回は、統計とは関係がありません。 「答えようがございませぬ」で紹介された質問、「バンビはなんでシカしゃんなの?」について調べてみました。 まずは、「お父さん、お母さんがシカさんだったからだよ。」でどうでしょうか? でも、根はもっと深いようで…

「男女はアカンボのときから違うもの?」について

シーラカンスさんが、「男女はアカンボのときから違うもの?」で、「男のサガ(無意味なチャレンジを繰り返すところ)っていうのは、もしかしたら母親や周囲の女達にはコントロール不可能な資質、判断不可能な遺伝子なのかも・・・。」と書かれています。 お…