2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「人手不足」の原因は大量採用

現在、盛んに人手不足ということが言われています。人口が減り、労働供給が減ったために人手不足になったと誤解している方がいるようです。実際には労働供給は大幅に増えています。働いている人の数はもっと増えています。人手不足の原因は、大量採用なので…

年齢別男性正社員

「2016年7月の60歳から64歳正社員は140万人、6万人増加」などで、正社員の状況を解説してきましたが、男性の正社員の実態を年齢別にまとめてみました。 2016年7月の男性正社員の数(万人)・人口に占める割合(%)年齢人数前年同月差割合…

毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2016年7月)

「毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2016年6月)」の続きです。 毎月勤労統計の7月分確報が発表されました。 常用雇用は、全体では5月、6月と同じく対前年同月比2.0%の増加です。「毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2016年5月)」で書…

平均賃金と労働市場

「平均賃金」を少し改訂しました。 これまではフルタイムで月給制で働き、月に26万円の給与を得ている労働者が一人、時間給制で月100時間働き10万の賃金を得ているパートタイム労働者が一人いたとする。二人合わせると賃金の合計は36万円なので、平均賃…

販売側からみた消費 昨年との比較8月 百貨店、チェーンストア

「販売側からみた消費 昨年との比較8月 コンビニ」にに続いて、百貨店とチェーンストアの発表がありました。どちらも不調です。台風が4個も上陸した(9月は今のところ2個)ということを勘案すると堅調といえるのかもしれません。ちょっと判断に迷います…

販売側からみた消費 昨年との比較8月 コンビニ

「販売側からみた消費 昨年との比較8月 自動車」に続いて、コンビニの8月の販売額が発表されました。既存店の売上額は前年同月比0.6%増加です。3か月連続の増加です。全店では3.0%の増加です。台風が46個も上陸した(9月は今のところ2個)と…

取り戻そう日本経済の必勝パターン その2

「取り戻そう日本経済の必勝パターン」を確実に取り戻すために一番重要なのは、雇用の維持・拡大だ。労働需要>労働供給という状態が崩れれば、元の木阿弥、日本経済の必敗パターンに戻ってしまう。その兆候がないわけではない。勤労者家計の消費の停滞など…

取り戻そう日本経済の必勝パターン

小さな子どもが家へ帰ってきた。見ると顔が赤らみ、汗びっしょりで、呼吸が荒い。額に掌を当ててみると熱い。風邪なら大変だ。こじらせてはいけない。すぐに汗を拭いてやり、肌着を新しいものに変えてやり、薬を飲ませなければならない。 しかし、これが暑い…

2016年7月の60歳から64歳正社員は140万人、6万人増加

「2016年7月の55歳から59歳正社員は315万人、5万人減少」でしたが、60歳から64歳層は140万人で、6万人増加しています。人口に占める割合も高くなってきています。60歳以上への定年の引き上げなどが影響してこの割合には上方トレンド…

2016年7月の55歳から59歳正社員は315万人、5万人減少

「2016年7月の50歳から54歳正社員は383万人、12万人増加」でしたが、55歳から59歳の正社員はは315万人で5万人減っています。(追記)男性は230万人で2万人減少です。 この年齢層は50歳から54歳までと比べても60歳から64歳…

2016年7月の50歳から54歳正社員は383万人、8万人増加

50歳から54歳はこれまでは人口が増えていた年齢層です。ここ数か月減り始めているので、一時的に減っていくのかもしれませんが、まだはっきりしたことは言えません。人口は790万人で一つ下の45歳から49歳に比べて120万人ほど少ないのです。5…

2016年7月の45歳から49歳正社員は450万人、25万人増加

「7月の40歳から44歳正社員は499万人、6万人増加」の続きです。 45歳から49歳層には人口が最も増えているという特徴があります。第二次ベビーブーム世代がこの年齢に達してきているからです。この年齢層は2年前に比べて55万人6.4%増えて…

7月の40歳から44歳正社員は499万人、6万人増加

「7月の35歳から39歳正社員は426万人、23万人減少、厳しい」で取り上げた35歳から39歳層は人口が急速に減っているのですが、40歳から44歳はまだあまり人口が減っていません。2年前の7月が976万人で今年が969万人ですから7万人、…

7月の35歳から39歳正社員は426万人、23万人減少、厳しい

「7月の30歳から34歳正社員は399万人」の続きです。 この年齢層は、2年前の7月には873万人いましたが、今年、2016年の7月には808万人に減少しています。2年間で65万人、7.4%も減っています。5年後には720万人に減る見込みで…

7月の30歳から34歳正社員は399万人、4万人増加

「7月の25歳から29歳正社員は370万人」でしたが、年齢別正社員シリーズをさらに続けます。 30から34歳です。男女とも結婚する人が多い年代です。この年齢層の人口は、2年前の7月には749万人でしたが、今年の7月には720万人です。2年間で…

7月の25歳から29歳正社員は370万人、6万人減少

今回は「7月の22歳から24歳正社員は191万人」より、少し上の世代を取り上げます。この年齢ですと通学のみは15万人、通学の傍ら仕事は5万人です。学生はほとんどいません。現時点では人口は650万人弱です。 7月は正社員数、人口に占める正社員…

2016年の出生数(4月分)2015年確定数反映

人口動態統計の2015年分の確定数が発表されましたので、「2016年の出生数(4月分)」を改訂します。 2015年1月分が大幅に上方修正されたので、2016年4月までの累計は前年を1万人以上下回ったことになります。ただ、例年、各定数に変更される…

平均賃金

今フルタイムで月給制で働き、月に26万円の給与を得ている労働者が一人、時間給制で月100時間働き10万の賃金を得ているパートタイム労働者が一人いたとする。二人合わせると賃金の合計は36万円なので、平均賃金は18万円になる。 フルタイムに変化はな…

2016年の出生数(4月分)

2015年分確定数が発表されましたので、このエントリーの内容は古くなっています。新しいものをトラックバックしてありますので、そちらをご覧ください。 「2016年の出生数(3月分)」に続いて4月の出生数も78,698人で前年同月を4,160人…

20/21歳正社員は3万人減少、60万人割れ、まだ労働供給には余裕がある

前年に比べ悪化しています。もっとも前年の7月の数字が実態より良く出ていた可能性はあります。2歳だけですと、どうしても数字のブレが大きくなります。 正社員の数(万人)月2014年2015年2016年差1月44484912月44494903月45…

7月の22歳から24歳正社員は191万人、8万人増加

「6月の22歳から24歳正社員は194万人」でしたが、7月は191万人でした。前年に比べ、正社員の人数、人口に占める割合とも改善しています。 22~24歳の正社員は191万人で、前年同月と比べると8万人増えています。3月は20万人、4月は1…

販売側からみた消費 昨年との比較8月 自動車

「販売側からみた消費 昨年との比較7月 家庭用都市ガス」に続いて、8月のトップを切るのは自動車です。 耐久消費財の典型的なものである四輪乗用車は、普通車が売れ、小型車、軽が売れていないという状況に変わりはありません。ちなみに、全部合わせると2…