2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

子育て世代 働く女性最多

日経新聞の20日の朝刊一面トップにこんな記事が出ていました。 子育て期に働く女性が増えている。総務省の労働力調査によると、35~44歳の女性のうち就業者と求職者が占める割合は2013年1~11月の平均で12年より1.6ポイント上昇し、71.3%となった。子育て…

雇用と賃金を考える(2013年11月・パートタイム労働者)

パートタイム労働者の賃金を賃金を見ると、現金給与総額は0.3%、所定内給与も0.7%のマイナスです。同時に所定内労働時間も1.6%のマイナスですので、1時間当たり所定内給与は、逆に0.9%上昇しています。 最近、マスコミでも飲食店などの時給…

雇用と賃金を考える(2013年11月・フルタイム労働者)

「雇用と賃金を考える(2013年11月・常用労働者)」に続き、フルタイム労働者について考えます。 賃金面では、いい結果が出ています。 現金給与総額は1.3%増加です。2013年では1月が1.1%、6月が1.3%と1%を超す増加がありましたが、年内…

雇用と賃金を考える(2013年11月・常用労働者)

毎月勤労統計の11月分確報(http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/25/2511r/dl/pdf2511r.pdf)を見て行きましょう。 今回はフルタイム労働者、パートタイム労働者を合わせた常用労働者全体の動きを取り上げます。 まず、賃金から。 常用労働…

繰越損失と法人税収

今回は、「経済へのショックと繰越損失」で説明した繰越損失と法人税収の実績を見てみましょう。国税庁の会社標本調査からのデータです。 次の表の通りです。 この表で繰越欠損金控除額というのは、その年の損益だけを考えれば所得があった企業について、そ…

経済へのショックと繰越損失

さて、今回は、繰越損失の税収への影響を考えてみましょう。 「繰越損失の仕組み」の最後に引用した条文にあるように繰越損失は過去9年分しか認められません。 2001年に900の損失(欠損)を出し、その後、ずっと毎年100の利益を出しているケースを考えてみま…

繰越損失の仕組み

「銀行の税金 25年度中間決算」で取り上げた繰り延べ税金資産と並んで法人税額に不規則な影響を与える繰越損失について検討してみたいと思います。なお。繰り延べ税金資産については「銀行の税金 その1」をご覧ください。 今回は、基礎として法人税と繰越損…

銀行の税金 25年度中間決算

全国銀行協会が、全国銀行の25年度の中間決算(単体)を発表しました。税金の支払額は4割弱増加しています。 経常利益は、2兆7千億円、税引き前当期利益は、2兆6千億円です。どちらも前年同期に比べて6割以上増えています。全銀協のプレスリリースによると、…

就業率から考える

「「雇用と賃金を考える(2013年10月)」 パートタイム労働者」で「労働市場のタイト化は着実に進んでいると見るべきでしょう。」と書きました。あとどれぐらいタイト化が進めば、労働市場の空気が大きく変わるのでしょうか? 労働市場のタイト化の有力な指…

「雇用と賃金を考える(2013年10月)」 パートタイム労働者

今回は、「「雇用と賃金を考える(2013年10月)」 フルタイム労働者」の続きでパートタイム労働者の動きを見ます。 賃金からみていきます。毎月勤労統計の10月確報の調査結果(http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/25/2510r/dl/pdf2510r.pdf…

「雇用と賃金を考える(2013年10月)」 フルタイム労働者

「雇用と賃金を考える(2013年10月)」の続きで、フルタイム労働者(毎月勤労統計では、「一般労働者」と呼ばれています。)の動きを見てみましょう。 まず、賃金の動きです。現金給与総額は、前年同月比0.6%の増加です。常用労働者全体(毎月勤労統計では…

雇用と賃金を考える(2013年10月)

「来春の賃上げを考える その6」の応用問題です。 毎月勤労統計の10月分確報(http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/25/2510r/dl/pdf2510r.pdf)を見ると、 常用労働者の賃金は前年同月比マイナス傾向です(第1表)。 現金給与総額は、-0…