2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

結婚して姓が変わっただけでは、年金番号は変わりません。

今朝(2007年6月30日)の毎日新聞朝刊の「年金記録漏れ問題 原因と政府対応策」を読んで、不安になられた女性の方、結婚して姓が変更になっtだけで、年金番号が変わってしまうことはありません。 「年金記録漏れのメカニズム」という絵が描いてあり…

「基礎年金番号導入の効果」について

「労働保険で年金を確認」(http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_6f25.html#comments)のコメント欄で、hamachanさんがこう述べられています。 末端職員の事務能力が及ばないような複雑な制度設計を本省が机上でやっていくという仕組み…

立て!日本の労務屋! その3

「立て、日本の労務屋! その2」の続きです。 年金制度に加入している個人に届け出のある名前を宛名にして、届け出のある住所に年金加入記録を送るそうです。 企業は関係ないと思われるかもしれませんが、そうではありません。 当然のことながら、宛名は届…

ねんきん定期便 今、年金に加入している方に

「「ねんきん定期便 35歳未満の方」、「「ねんきん定期便 45歳未満の方」「「「ねんきん定期便 59歳未満の方」と、ご紹介してきた「ねんきん定期便」を、来年度からすべての被保険者に送る準備を進めているそうです。(http://www.sia.go.jp/topics/20…

「「ねんきん定期便 59歳未満の方

「「ねんきん定期便 45歳未満の方」で、紹介した「ねんきん定期便」を、今年(2007年)12月から55歳から59歳の方にも送り始めるそうです。 この年代の方であれば、サラリーマンであれば定年を控え、年金受給が近づいています。転職や結婚、離婚な…

「ねんきん定期便 45歳未満の方

「ねんきん定期便 35歳未満の方」でご紹介した「ねんきん定期便」(http://www.sia.go.jp/topics/2007/n0330_2.htm)ですが、今年(2007年)12月から45歳の方にも送り始めるそうです。 35歳未満と同じように、年金制度に加入している方に届け出…

ねんきん定期便 35歳未満の方

社会保険庁が「ねんきん定期便」を開始しているそうです(http://www.sia.go.jp/topics/2007/n0330_2.htm)。 年金制度に加入している方に届け出のある名前を宛名にして、届け出のある住所に年金加入記録を送るそうです。現在、窓口が混んでいて長い待ち時間…

夏至と冬至

国民の祝日に関する法律という法律があります。こんな簡単な内容です。 第一条 自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日を定め、こ…

社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その9

「社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その8」に続いて、今回は企業の行動の解説です。 企業は誰に所有されるのか。どのような制約を受けるのか。どのような行動をとるか。この3つが、「2.2.2 生産関数と労働市場」、「2.2.3 企業の行動…

基礎年金番号導入の効果

「立て、日本の労務屋! その2」で、対策を考えてみたのですが、ここで、少しさかのぼって、基礎年金番号導入の効果を検証してみます。 基礎年金番号が導入されたのは、1997年1月です。導入前は、厚生年金、国民年金など複数の制度に加入したことのあ…

まだだいぶ先にある天国

いつも生きのいい文章で楽しませてくれる金持ちまっしぐらの中年金融マンぐっちーさん。 私が「景気回復と労務管理 その2」で書いたことを、ぐっちーさんが書くとこんなに生き生きした文章になります。負け惜しみを言えば持ち味の差ですが、まぁ、才能の差…

立て、日本の労務屋! その2

「立て、日本の労務屋!」のコメント欄での私の質問に、社会保険労務士のnamiさんから、「年金手帳は、原則として本人が所持するのですが、通常は退職するまで使う必要がないので会社が預かるケースも多いのです。円満退社した場合は、年金手帳の返還や退職…

立て、日本の労務屋!

これだけ「宙に浮いた年金」が話題になると、人事、労務担当者もいろいろ相談や問い合わせを受けているのではないかと思います。元々、厚生年金は国、企業、労働者がきちんと手続きをしていないと機能しない制度です。残念ながら、従業員がそれほど知識を持…

終わりよければすべてよし・・・とは行かないけれど その2

さて、晩婚化が進むにつれて、出産の時期も遅れてきました。 男女の平均初婚年齢と第一子出産時の女性の平均年齢(歳)男性初婚女性初婚年齢第一子出産年齢差1965年--25.7-1975年--25.7-1985年--26.7-1991年28.42…

夕張市の人口  2007年5月

「「足による投票 その4 夕張市の人口」について」の続きです。 19年2月から5月までの人口を追加しました。 夕張市の人口(人)17年18年19年増減1月13,79813,38012,798△5822月13,77713,35012,770△58…

終わりよければすべてよし・・・とは行かないけれど

合計特殊出生率には、「出生数増加」で取り上げた期間合計特殊出生率の他にもう一つコーホート合計特殊出生率というものがあります。 こちらは、同じ年に生まれた女性をひとまとめにして考えていくものです。 例えば、1960年に生まれた女性が100万人…

出生数増加

厚生労働省が、18年人口動態統計を発表しました。http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai06/index.html 出生数は、1,092,662人で前年より3万人ほど増えています。 本体の議論もしたいのですが、少し、最後の方、50頁をご…

社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その8

「社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その7」までの準備を基に、いよいよ、本論、「2 資産価格と資本蓄積」に入ります。 経済を構成する家計が予算制約の下で効用を最大化するというのが、ミクロ経済学の基本的な公理です。これをマクロ動学に導入…

民間活力を生かすには

「インセンティブスキームに対するご質問にお答えして」で、「民間会社は利益を求めて行動するものであり、それが企業の活力の源だという考え方があるように思えます。であれば、民間の活力を生かすためには、『国のセーフティーネットの一部を担うという大…

社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その7

「社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その6」に続いて、今回は「2.1.3 前向きの解と後ろ向きの解」の解説です。 ここでのテーマは(2.3)で表される完全予見のもとで、投資家が裁定行動を取ったとき市場で得られるt期の株価、これは(2.…

ハローワークの市場化テストとインセンティブスキーム その11

「ハローワークの市場化テストとインセンティブスキーム その10」の補足です。 カテゴリー別に目標設定する場合にもう一つの問題があります。どのようなカテゴリーをいくつ作るかという問題です。これは、多すぎても困りますし、少なすぎても困ります。就…