ねんきん定期便 今、年金に加入している方に
「「ねんきん定期便 35歳未満の方」、「「ねんきん定期便 45歳未満の方」「「「ねんきん定期便 59歳未満の方」と、ご紹介してきた「ねんきん定期便」を、来年度からすべての被保険者に送る準備を進めているそうです。(http://www.sia.go.jp/topics/2007/n0330_2.htm)
受給者は対象ではないようです。
準備がうまく進んで送られてくることになればと言う前提で以下をお読み下さい。
最近の騒ぎで、年金記録を確認しようと考えていらっしゃる方も多と思います。
方法は三つあります。
社会保険事務所に行く。
年金個人情報提供サービス(http://www4.sia.go.jp/sodan/nenkin/simulate/index.htm)を利用する。
混んでいる窓口で長い時間待つのがいやだったり、このサービス利用の手続きが面倒だと思われる方は、社会保険庁から、自分の「ねんきん定期便」が送られてくるのを待つという方法もあります。
仮に、「ねんきん定期便」を待つことにしたとしても、いくつかやっておかなければならないことがあります。
1 住所と名前の確認
年金制度に加入している方に届け出のある名前を宛名にして、届け出のある住所に年金加入記録を送るのでしょう。今住んでいる住所が、届け出てある住所と違うと「ねんきん定期便」が届きません。住所が変わっている方は、届け出を急ぐ必要があります。
届け出先
厚生年金加入者と配偶者は、勤め先です。
宛名も届け出てある名前ですから、結婚したり、離婚して名前が変わっていると届かないおそれがあります。この年齢の女性は特に注意されたほうがいいと思います。
なお、会社の事務がいい加減だったり、アウトソースされていて信頼度が分からない場合は、まず、会社に自分の名前と住所がどう届け出られているのかを聞いてみた方がいいと思います。なお、会社が希望すれば、従業員と配偶者の届け出られている名前と住所の一覧表を社会保険庁からとることができます(http://www.sia.go.jp/topics/2006/n1215.pdf)。会社側からないと言って来たら、社会保険庁から聞いてくれと頼みましょう。もし、一覧表に自分や配偶者の名前がないときは、ちょっと問題です。パートタイムで130万円以内で勤め、社会保険の被扶養者から落ちないようにされている女性の場合、配偶者として名前が乗っているかどうか、確認しましょう。
2 手帳の整理
これまでに、記録の統合をされてきた方は、気にしなくても大丈夫です。統合をしていない場合です。
まず、基礎年金番号の確認です。
年金手帳や被保険者証、年金番号証から、1997年1月1日に加入していた厚生年金の記号(4桁)番号(6桁)、国民年金の記号(4桁)番号(6桁)を調べてください。これが、基礎年金番号になっています。どの手帳、被保険者証、年金番号証が1997年1月1日ものかをまず確かめて、基礎年金番号を確定しましょう。
次ぎに、国民年金手帳、厚生年金被保険者証、船員保険年金番号証、年金手帳が何冊あるかで、枝分かれしていきます。
ア 1冊の場合
年金手帳に、厚生年金、国民年金、船員保険の番号が二つ、三つ書かれている場合は、統合をしておいた方がいいでしょう。統合しておけば、「ねんきん定期便」が来たとき、記録されているすべての状態が分かります。「ねんきん定期便」で抜けている部分があれば、そこを調べればいいのです。
イ 2冊以上ある場合
「ねんきん定期便」が来る前に、といっても今は窓口が混んでいますから、少し後でもいいかもしれませんが、社会保険事務所で統合の手続きをしておいた方がいいでしょう。「ねんきん定期便」で統合されていることが確認できます。
ただし、手帳に書いてある自分の名前、性、生年月日が、手帳によって違っているときは、統合の手続きを早くとっておいた方が、間違いがなくていいと思います。女性の方要注意です。
3 手帳をなくした場合
厚生年金、船員年金の場合、会社が預かっている場合があります。確認しましょう。以前勤めていた会社にも確認しましょう。手帳がなくても、厚生年金、船員保険の番号が分かればいいので、それも聞いてみましょう。
見つからなければ、社会保険事務所に相談しましょう。
4 職歴、住所の記録の保存
職歴は、思い出せる限り思い出しておきましょう。ちゃんと年代順に書き留めておくといいです。
住所も同じです。どうしても分からないときは、本籍地の市町村役場に、20歳以降の住所が調べたいと説明して、戸籍の附票をとりましょう。ただ、もしとるのであれば早くしたほうがいいです。戸籍電子化に伴って附票が取れなくなるかもしれません。
そして、「ねんきん定期便」が来たときに照らし合わせて、食い違いがないか確認しましょう。
5 保険料を払ったことを証明できる書類
手元にあるものは、領収書、給料袋、銀行の手帳、など全部、「ねんきん定期便」が来るまで、保存しておきましょう。そして、「ねんきん定期便」が来たときに照らし合わせて、漏れがないか確認しましょう。
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