2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「我が社の合計特殊出生率」算出の勧め

労務屋@保守親父さんによると先進的な企業では少子化対策に積極的に取り組んでいるそうです。 http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20050329 今朝の日本経済新聞の1面トップも「少子化対策へ官民協議」です。 結構なことです。 ところで、企業の子育て支援とい…

女性の出産と仕事

「女性の結婚と仕事」では、結婚前に仕事を続けてようと思っていたかどうかと結婚後に実際に続けているかどうかの関係について書きました。 今回は出産前にどう思っていたかと、実際に出産した後にどうなったかの関係です。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/sa…

味の素

3月26日付の日本経済新聞の「回転いす」欄に奇妙なことが書かれています。 味の素社長の江頭邦雄さんへのインタビュー記事です。江頭さんの発言として、「会社の株が買い占められるというのはスキがあるからだ」。これはいいでしょう。 次が問題です。変…

結婚と出産、仕事を続ける障害になるのはどちら?

多分、多くの女性が「出産だ」と答えられると思います。 いろいろ要因はあるのでしょうが、一つは周りの考え方。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/seinen02/kekka4a.html 図10と図11を見てください。 独身女性で、「正職員、従業員」であ…

男の子の将来

総務省の人口推計で、16年11月の確定人口が発表されました。 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/tsuki/index.htm 日本人の人口は、1億2,619万人。15年の最高値にようやく並びました。 それはそれとして、0歳から14歳の日本人人口を見ると、…

ラジオ局の本質

「焦土戦術?それとも焼き畑?」で職員の退社、フジサンケイグループへの移籍というシナリオの現実性を考えてみました。 ラジオ局の本質とは何か、あるいは何が生命線なのかが浮かんできたように思います。 可能性のあるものをあげていきます。 まず、資本。…

女性の結婚と仕事

「「辞めないためには辞めないこと」について」で、結婚したいと思っている人の方が、結婚しやすいと書きました。 では、次の疑問。 結婚しても仕事を続けたいと思っていると仕事を続けやすいのでしょうか? http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/s…

焦土戦術?それとも焼き畑?

フジテレビがニッポン放送の退職者受け入れを検討しているそうです。新型の焦土戦術です。 企業の本質とは何かを考えさせる戦術です。規制の意味も。 普通焦土戦術というと、企業の魅力のある資産を売り払ってしまって、買収の意味を失わせるのですが、今回…

出産と仕事 その2

出産1年前には54.5%が「有職」女性が出産半年後には25.2%しか「有職」でなくなっている。 前回、厳しい現実を見ました。 では、その後どうなっているか。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/03/kekka2.html 図2を見てください。…

出産と仕事

結婚よりも出産の方が仕事に響きます。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/01/kekka3.html 表6を見てください。 出産1年前に「有職」だったのは女性の54.5%でした。出産後半年では25.2%です。比率をとると43.5%に落ち込ん…

「辞めないためには辞めないこと」について

「辞めないためには辞めないこと」で、シーラカンスさんが、結婚しても、子供を産んでも「もし出来るなら、長い間積み上げてきた仕事を辞めないこと」とを勧めています。 これはどれぐらい実現しているのでしょう。 タイミング良く、厚生労働省の「第二回2…

同一労働同一賃金のアイロニー その3

現在、「同一労働同一賃金」の原則が適用されている職場は広がっています。 それは、パートタイム労働市場です。 パートタイム労働者の場合、年功序列的な賃金にはなっていません。 http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/kouhyo/data-rou4/data15/31301.xls 男…

同一労働同一賃金のアイロニー その2

「同一労働同一賃金」という仕組みが、労働者からみて「もっともだ、納得がいく」といえるかどうか。 まず、何を同一労働とするかについて納得を得ることが大事です。同じ労働をしても成果に大きな差がでるようなときは、この制度は適用できないでしょう。ま…

同一労働同一賃金のアイロニー その1

「「「ボーナス」と「正社員」の意味」について」に,シーラカンスさんからいいコメントをいただきました。いろいろな論点を含んでいて、短い回答ができないので、記事にします。 まず、コメントを引用させていただきます。 「就業上の差別を最大公約数の人た…

「「ボーナス」と「正社員」の意味」について

「「ボーナス」と「正社員」の意味」について 「同一労働同一賃金」は、意外に難しい問題です。 同一労働って何を指すのでしょう。 労働には、いくつかの側面があります。 いつ、どこで、誰が、何をして、どうなったか。 全部厳密に同じでなければならないと…

national median について

労務屋@保守親父さんが、 national median(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20050302)で ユニセフの報告書のnational medianは、平均値か中央値(中間値)かどちらだろうと質問されています。 中間値というのは、所得を例に取ると、一番所得の高い世帯から…