少子化

小児科・産科

「「里帰り出産拒否」について」で、大曲市や隠岐の出産事情を紹介したのですが、厚生労働省の19年度予算概算要求の主要事項という資料を読んでいたらこんな項目がありました。 ○小児科・産科をはじめ救急期の医療をチームで担う拠点病院づくり(30億円…

「里帰り出産拒否」について

「里帰り出産拒否」で、秋田県の大館市の私立総合病院が市外の女性の出産を制限することにしたことが紹介されています。 お医者さんが少なくなり、対応できなくなったので市民優先にせざるを得ないということのようです。 「誰か赴任してくれないものか・・…

少子化対策

「児童手当 その5」で、平成15年の中絶が319,831件であったことをご紹介しました。 新しいデータをご紹介します。厚生労働省の衛生行政報告例(http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/data/130/2004/toukeihyou/0004996/t0109175/FH0060_001.html)に…

育児保険 その4

この育児保険シリーズに、労務屋@保守おやじさんから丁寧なコメントを、Inoueさんからすばらしいアイディアの盛り込まれたTBをいただきました。お礼を申し上げます。 お二人のコメント、TBを読んで、一つ重要なことを書き忘れていたことが分かりました…

育児保険 その3

坂東さんは「保険という形をとるメリットの第一は、すべての親が利用できるユニバーサルサービスを可能にすることにある。税財源ではどうしても所得や必要度による制限が避けられず」とされています。 しかし、そのような制限を加えるかどうかは、ものの考え…

育児保険 その2

「育児保険 その1」で、保険料を支払わない人に給付をしない仕組みが必要であるということを説明しました。今回は、給付の問題を取り上げます。 子育てに対する給付には、理論的には児童手当などの現金給付と子育てに必要なサービスやものを給付する現物給…

育児保険 その1

4月6日の日本経済新聞に掲載された、坂東真理子さんの「保育サービス抜本拡大」について労務屋@保守おやじさんが好意的な意見を書かれています。坂東さんのご提案の内容もがうまく要約されています。 http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20050407 私は、坂東…

「我が社の合計特殊出生率」の安定性

「「我が社の合計特殊出生率」算出の勧め」へのコメントで、労務屋@保守親父さんが、不安定な指標ではないかという疑問を呈されています。ごもっともです。考えてみました。 まず、国全体の合計特殊出生率がどんな風になっているかから始めましょう。こんな…

「「我が社の合計特殊出生率」算出の勧め」について

「「我が社の合計特殊出生率」算出の勧め」に労務屋@保守親父さんから、これは数値目標としては不適当ではないかという的確なコメントをいただきました。 コメントとしてもお返ししたのですが、私も政府が企業に、これを数値目標として設定するのを求めるの…

「我が社の合計特殊出生率」算出の勧め

労務屋@保守親父さんによると先進的な企業では少子化対策に積極的に取り組んでいるそうです。 http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20050329 今朝の日本経済新聞の1面トップも「少子化対策へ官民協議」です。 結構なことです。 ところで、企業の子育て支援とい…

児童手当 その6

今日は、企業の外への影響を考えてみたいと思います。 ひとつは生活水準の格差の問題です。子供のいる世帯とそうでない世帯との比較は、「児童手当 その2」でやりましたので、子のいる世帯同士の比較です。 世帯主、男性という意味ではなくその世帯でもっと…

児童手当 その1

元旦から保守おやじさんは日経新聞の特集「少子化に挑む」を読んで軽くのけぞったそうです。(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20050104) 私も今日のこの特集を読んで、少しだけのけぞりそうになりました。 記事の中で民主党の岡田代表が昨年発表した「日本復…