2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

嘱託社員 その6

「嘱託社員 その5」の続きです。 嘱託社員のうち、「同じ部署に働く正社員がいて」、「業務の専門性、責任、恒常性がすべて同じである」者の割合は37%です(表38)。この表は男女別、年齢別があるといいのですが。 そのような嘱託社員が、正社員と比較…

嘱託社員 その5

「嘱託社員 その4」の続きです。 嘱託社員の労働時間は、どうなっているか?表15と表16です。所定労働時間と所定外労働時間の両方を見てみると、こんな具合になっています。 正社員と比較した労働時間(%)選択肢1日の所定内労働時間所定外労働時間長…

嘱託社員 その4

「嘱託社員 その3」に続いて、「業務の恒常性」についての正社員との比較です。 この調査で、「業務の恒常性」とはこうなっています。「恒常的な業務とは、一定期間後に作業終了が予定されているなどの変化がなく、事業所に常時必要とされている業務。」「…

嘱託社員 その3

「嘱託社員 その2」では専門性を取り上げましたが、今回は責任です。前回と同様に正社員との比較です。 正社員の仕事と比較した業務の専門性についての集計です(表13と表36)。事業所への質問と当人への質問です。 業務に対する責任(%)選択肢事業所…

嘱託社員 その2

1回で終わらせるつもりだったのですが、終わりそうにありません。「嘱託社員」の続きです。 今回は、非正社員の問題を扱うときいつも問題になる正社員との比較です。実は、この比較は、どのような正社員と比較するのかが明確でないと、答えの意味を解釈する…

嘱託社員

厚生労働省が「平成17年有期契約労働に関する実態調査結果の概況」を発表しました。http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/06/h0614-1.html パートタイム労働者の多くが有期契約であるので、有期契約労働の問題は、即ちパートタイム労働の問題であると考える…

財政再建の第一歩

「税収見積もり」で、平成17年度の税収見積もりが大幅に狂う見込みであると書きましたが、そのような狂いをなくすのは、実は簡単なことです。 この財務省の資料をご覧下さい。「一般会計税収の予算と決算の推移」です。http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei…

エレベーターとミクロ経済学

シンドラー社製のエレベーターの事故について18日の毎日新聞に面白い記事が載っていました。 事故の起こった独立系エレベーターの保守会社の技術系社員の証言です。 1 メーカーは自社系列ではない会社に設計図や点検マニュアルを渡さない。 2 大手メーカ…

税収見積もり

2011年度に財政の基礎収支を均衡させるという目標達成を目指して、必要な財政改善の額はいくらかだとか、歳出削減額はいくらとすべきか、増収をどれくらいにすべきかなど、盛んに議論されています。 (注)基礎的財政収支については「「「「ちょっと変だ…

数値目標 その2

「数値目標 その1」の続きです。 現行制度を前提とすると、単純に全体の納付率を社会保険庁への数値目標とする替わりに、こうしたら良かったのではないでしょうか? 1 免除の対象とならない中高所得層について納付率を目標とする。 式で示すとこうなります…

数値目標 その1

社会保険庁の職員による国民年金保険料免除の不正手続きが話題となっています。 国民年金の保険料免除制度については、慶応大学の権丈先生が的確な評価をされているように思えます(http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/korunakare44.pdf)。 ここでは…

句読点と引用符

あるブログ(http://www.hanasan.net/xoops/modules/wordpress/index.php?p=259)で、日本語の句読点(、。)や引用符(「」)の使い方について議論になっています。 私も考えてみました。私は必ずしも専門家ではないので、いくつか推測を交えています。 ま…

2006年1-3月国内総生産速報 その4

「2006年1-3月国内総生産速報 その3」の続きです。 では、購買力、つまり今後の支出を決めるものを示す国内総所得(GNI)と国内総生産(GNP)の動きを実質で見るとどうなっているか。前期比で見ると不安定なので、前年同期比で見ています。 国…