2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

足による投票 その4 夕張市の人口

「足による投票 その3 夕張残留市民」の続きです。今回は実態を。夕張残留市民の人数です。 夕張市の人口(人)17年18年19年増減1月13,79813,380△4182月13,77713,350△4273月13,61513,268△3474月1…

再チャレンジ

少し古い話ですが、「雇用破壊」を特集した週刊東洋経済の1月13日号。なかなかの力作でした。 この中で、すこしひっかったのが、ここです(48ページ)。 「一方で、キャノンの中途採用情報には、当時一行の注意書きが添えられていた。『派遣社員等で現…

2006年の貿易収支黒字8兆円をキープ

「11月の貿易収支黒字大幅増加」で「この調子で行くと2006年の貿易収支の黒字は7兆円代後半、あるいは8兆円を超す水準になりそうです。相当低い水準に戻ってしまうものの、2001年の6兆6千億円よりは、大分ましと言うことになります。」と書い…

足による投票 その3 夕張残留市民

「足による投票 その2」の続きです。 夕張の市立総合病院が、4月から規模を縮小して、公設民営の診療所になるそうです。医師の数も大幅に減るので、透析治療ができなくなり、治療を受けている患者は市外の病院に通わなければならなくなるようです。 さて、足…

最初から一人が良いか、最後は一人が良いか?

男は女よりも多く生まれ、女よりも早死にする。まあ、こういうことだとは知っていたのですが。 こんなもの(厚生労働省の第1回中高年者縦断調査 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/chukou06/kekka1-1.html)を見ると、考えてしまいます。 55歳…

若者の就職-19年3月卒 その5

「若者の就職-19年3月卒 その2-」の続きです。 今度は19年3月卒業予定者の、高校生は11月末、それ以外は12月1日の状況です。 データはここです。 大学生など、http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/01/h0112-3.html 高校生http://www.mhlw.go.jp…

GDPか消費か?

斉藤誠先生の『成長信仰の桎梏 消費重視のマクロ経済学』第2章「GDPは政策目標なのであろうか」に、econ-economeさんが異論(http://d.hatena.ne.jp/econ-econome/20070112/p1)を述べられています。私もecon-economeさんのブログでこの本を知り(econ-e…

勉強になった『経営労働政策委員会報告』

「労務屋@保守おやじさんが紹介された」経団連の『経営労働政策委員会報告』を、先日、ある方から戴いた。 今日、序文から読み始めた。 「創造力を発揮するためには、自律的な人材の育成が求められる。 すなわち、基礎学力、対人関係能力、自己開発能力、課題…

11月の貿易収支黒字大幅増加

「10月の貿易収支黒字幅は再び縮小」で書いたように、10月は貿易収支の黒字が前年同月25.6%減少したのですが、11月(速報)は大幅な拡大です。54.1%も増加しました。 11月までの累計額を見ると、貿易収支の黒字(バランス)は、昨年と比べ…

均衡予算乗数のまとめ

「均衡予算乗数のまとめの一歩手前 その3」まで、いろいろなことを書いてきました。そろそろ、まとめをしておきたいと思います。 問題の基本は、政府がある額の支出を支出を行えば、それに伴ってその額に等しい付加価値が生み出され(生産され)、その付加…

均衡予算乗数のまとめの一歩手前 その3

命題5-1 民間の消費支出が市場価格表示の民間可処分所得で決まるとすれば、均衡財政の下では、市場価格で表示された政府固定資本形成支出の増加△GIは市場価格で表示された国内総生産=国内総所得=国内総支出を同額だけ増加させる。 均衡予算の下での市…

均衡予算乗数のまとめの一歩手前 その2

「均衡予算乗数のまとめの一歩手前 その1」の続きです。 1 三面等価の法則 政府固定資本形成の価値が、必ずしもその購入額に等しくないというケースでも、その差を生産者に対する補助金、または課税(通常の補助金、課税と区別するために以下では隠された)…

均衡予算乗数のまとめの一歩手前 その1

「均衡予算乗数のまとめの二歩手前 その3」では、政府最終消費支出の問題を取り上げました。 今回は、政府固定資本形成を取り扱います。簡単化のため政府最終消費支出はないものとします。 仮定は、これまでと同じです。ただし議論の途中で市場価格表示と要…