2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「2016年11月の家計調査、勤労者世帯」について

「2016年11月の家計調査、勤労者世帯」で書いた特殊要因ですが、候補がありました。 持ち家率が上昇しています。全国では前年同月の75.2%から2.4%アップして77.6%へ、人口5万人以上では74.7%から2.7%アップして77.4%になっています…

2016年11月の家計調査、勤労者世帯

「2016年10月の家計調査」について 10月のような5万人未満市町村で20%弱も消費が減るというような異常事態はなくなりました。しかし、可処分所得が増えているにもかかわらず消費が増えないという異常な事態が続いています。経済政策で可処分所得を増やす…

25歳から44歳の男性の11月の就業率は、リーマンショック直後を下回っている

「35歳から44歳の男性の10月の就業率は、リーマンショック前に迫っている」だったのですが、11月は後退です。 25歳から34歳の就業率は90%を割ってしまいました。97年危機の前との差も広がっています。25歳から54歳まででさらに61万人の…

販売側からみた消費 昨年との比較11月 ガスと外食

「販売側からみた消費 昨年との比較11月 」に追加です。 都市ガスの販売量(家庭用)の変化 前年同月比(%)月家庭用都市ガス4月△2.35月△0.66月3.87月△7.18月0.49月△5.610月△8.311月5.712月- 外食店の販売額の変化 …

販売側からみた消費 昨年との比較11月

11月分です。 小売の3業態は前年同月比を前月と比べると少しは良くなった、という状況です。 小売店の販売額の変化 前年同月比(%)月百貨店チェーンストアコンビニ4月△3.8△0.70.95月△5.1△1.3△0.36月△3.5△0.50.87月△0.1…

毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2016年10月確報)

「毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2016年10月速報)」の発表の後、確報が気になっていたのですが、今日確報が発表されました。 まず、常用雇用ですが、合計では2%台前半の増加が続いています。このうち一般労働者、フルタイム労働者は1%台後半…

毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2016年10月速報)

「毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2016年9月)」の表に、10月速報の数字だけ追加しました。 常用雇用の増加率(%)月全体フルタイムパートタイム15年3月1.90.64.64月2.01.33.85月2.01.43.56月2.11.14.…

35歳から44歳の男性の10月の就業率は、リーマンショック前に迫っている

「25歳から54歳の男性の9月の就業率も、まだリーマンショック前を少し下回っている。」で「2008年のリーマンショック前の水準を25歳から34歳と45歳から54歳は上回りました。就職氷河期世代は、まだです。」と書きましたが、10月も質的に…

勤労者家計の雇用環境見通し悪化

消費動向調査の11月分が発表されました。二人以上の勤労者世帯の感じている雇用環境はかなり悪化しています。 この調査の仕組みや意味については「雇用不安を払拭せよ」をお読みください。 雇用環境(勤労者)月2014年2015年2016年差1月49…

2016年10月の家計調査

「販売側からみた消費 昨年との比較10月 家庭用都市ガス」などで、民間の統計を見てきましたが、公的な統計である家計調査の結果です。所得が分かるのは勤労者世帯だけなので、勤労者世帯の数字です。 10月の変化(名目)(単位:%)地域全国人口5万人以…

2016年の勤労者家計を考える

「2016年4月分家計調査の検証」について でも取り上げた勤労者家計の状況ですが、少し振り返ってみようと思います。 予め書いておきますが、これは統計局に対する批判でも、家計調査に対する不信感の表明でもありません。限られた予算の中で可能な限り…