2016年10月の家計調査

販売側からみた消費 昨年との比較10月 家庭用都市ガス」などで、民間の統計を見てきましたが、公的な統計である家計調査の結果です。所得が分かるのは勤労者世帯だけなので、勤労者世帯の数字です。 10月の変化(名目)(単位:%)
地域全国人口5万人以上市人口5万人未満市・町村
可処分所得△0.00.8△5.1
消費支出△1.31.6△18.1
平均消費性向1.0ポイント低下0.7ポイント上昇11.5ポイント低下
人口5万人未満の市、町村が異常な値になっています。可処分所得や消費は本来安定しており、この変動は標本誤差の影響と考えられます。 参考までに9月の状況を見るとこの通りです。 9月の変化(名目)(単位:%)
地域全国人口5万人以上市人口5万人未満市・町村
可処分所得2.83.6△2.5
消費支出△0.8△1.32.5
平均消費性向3.1ポイント低下△4.2ポイント上昇4.5ポイント上昇
こちら」で指摘されている通り、家計調査はサンプルが小さいせいで不安定になるが、人口5万人未満ではその傾向が著しく、人口5万人以上では比較的安定している。全国ではなく人口5万人以上市で見る限り、10月の消費は好転しているように見えます。 人気blogランキングでは「社会科学」の番外でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング