「
販売側からみた消費 昨年との比較10月 家庭用都市ガス」などで、民間の統計を見てきましたが、公的な統計である家計調査の結果です。所得が分かるのは勤労者世帯だけなので、勤労者世帯の数字です。
10月の変化(名目)(単位:%)地域 | 全国 | 人口5万人以上市 | 人口5万人未満市・町村 |
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可処分所得 | △0.0 | 0.8 | △5.1 |
消費支出 | △1.3 | 1.6 | △18.1 |
平均消費性向 | 1.0ポイント低下 | 0.7ポイント上昇 | 11.5ポイント低下 |
人口5万人未満の市、町村が異常な値になっています。
可処分所得や消費は本来安定しており、この変動は標本誤差の影響と考えられます。
参考までに9月の状況を見るとこの通りです。
9月の変化(名目)(単位:%)地域 | 全国 | 人口5万人以上市 | 人口5万人未満市・町村 |
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可処分所得 | 2.8 | 3.6 | △2.5 |
消費支出 | △0.8 | △1.3 | 2.5 |
平均消費性向 | 3.1ポイント低下 | △4.2ポイント上昇 | 4.5ポイント上昇 |
「
こちら」で指摘されている通り、家計調査はサンプルが小さいせいで不安定になるが、人口5万人未満ではその傾向が著しく、人口5万人以上では比較的安定している。全国ではなく人口5万人以上市で見る限り、10月の消費は好転しているように見えます。
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