2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ハローワーク その3

今回は、「ハローワーク その2」で書いた「ハローワークは、就職する気のある限りどのような求職者でも受け入れ、雇う気がある限りどのような会社からのどのような求人でも受け付けるべきものです(インチキはいけませんが)。しかも無料です。」ということ…

ハローワーク その2

。「ハローワーク その1」で書いた「2割職安」と並んでハローワーク批判の定番は「(相も変わらず)製造業」中心のハローワークです。これを聞くたびに、「相も変わらぬ固定観念に基づいた悪口だな。」と感じます。 実態をみましょう。「ハローワーク その…

ハローワーク その1

「2割職安」という言葉があります。職業安定所、つまりハローワークのシェアが2割しかないことを揶揄した言葉です。 その根拠になっているのが、雇用動向調査です。20年調査の結果の統計表がここにあります。http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?…

「相対的貧困率」は、格差の指標とは言い切れない

[つまるところ、「相対的貧困率」というのはもっぱら格差の指標であって貧困の指標ではないということなのですね(実際、日経新聞はわざわざ「経済格差を表す指標」と書いているわけで)。(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20091028)」という意見があります…

相対的貧困率

「等価可処分所得」では、6世帯、15人の等価可処分所得を計算しました。 この15人を等価可処分所得の高い順に並べてみると、こうなります。 1 山田さんのご主人 2 山田さんの奥さん 3 山田さんのおばあちゃん 4 山田さんのお子さん 等価可処分所得…

等価可処分所得

相対的貧困率を理解するためには、等価可処分所得という考え方を知っておく必要があります。 可処分所得ってなんだろうと思われる方は「可処分所得と消費支出」に詳しい説明があります。 ポイントだけにすると、収入から強制的に取られる分税金や社会保険料…

2分の1乗

相対的貧困率の話を書こうと思っているのですが、下準備を。 Nの6乗=1×N×N×N×N×N×N Nの5乗=1×N×N×N×N×N Nの4乗=1×N×N×N×N Nの3乗=1×N×N×N Nの2乗=1×N×N です。 ○乗というところに入る数字が一つ減るごとに、Nの数…

年金番号の統合

久しぶりに年金問題です。 統合の状況が発表されています。すぐリンクが切れてしまうでしょうから、リンクは省略します。 厚生年金は1,023万件統合され、2,943万件に減っています。減少率は26%です。国民年金は251万件統合され、878万件…

保育所

今日(2009年11月7日)の東京新聞の社説で、保育基準の緩和の問題が取り上げられています。 「地方分権改革推進委員会の求めに応じ厚生労働省は、保育所設置基準を待機児童の多い都市部に限り一部緩和する考えを示した。だが、暫定措置にすぎない。少…

保育所、幼稚園、事業所内保育施設

「保育園と幼稚園」で「これを見ると、保育所に通うお子さんは増加傾向、幼稚園児は減少傾向です。」と書いたのですが、その続きです。 学校基本調査と社会福祉施設等調査によると、こんな状況です。 保育所と幼稚園の園児(人) 年保育所幼稚園1995年度…

経済学士

飯田先生が「こんなこと」を書かれています。 「経済学・経済統計に関する知識に関して, 第一関門:教科書の経済学を理解しているか否か 第二関門:内生的成長理論,RBC,New Keynesianモデルを理解しているか否か 上がっているメンツを見る限りマクロの話…