2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「「会見に出る」ことの不都合について」について

「「会見に出る」ことの不都合について」で、シーラカンスさんが、あの一級建築士には、「仕事をするものとしての矜持は・・なかったのか」、「いやしくも仕事をする者として、人の命に関わるような虚偽だけは行うまい、ってのが人間としての最低のエチケッ…

「「国債償還費」へのご質問に対するお返事」の追加

「「国債償還費」へのご質問に対するお返事」で、二つの理由を示しましたが、第三の理由を推定できました。 理由3 翌年度以降の償還のため前倒しで発行されている国債がある。この国債は新規財源債ではない「建設国債」として取り扱われている。 これは、確…

院生の給料

厚生労働省が、始めて大学院生の初任給を発表しました。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/05/kekka1.html 学歴別初任給(円)男女大学院修士大学高専・短大高校男女計220,400193,900166,600152,900…

「「国債償還費」へのご質問に対するお返事」について

「「国債償還費」へのご質問に対するお返事」について、cloudyさんから追加質問をいただきましたので、お答えします。 政府が、毎年発表している一般会計の概要となるべく一致させるという方向でお考えであるとして、お答えします。 次のようにされるといい…

「国債償還費」へのご質問に対するお返事

「国債償還費」に、cloudyさんから質問のコメントをいただきました。 調べられた範囲でお答えをします。 cloudyさんが、使われた資料(コメントの中にあります。)で普通国債純増額が-(一般歳出+利払費)-税等の収入にならないのはなぜか。 少なくとも二…

引き締めて大丈夫?

「9月の貿易収支悪化」でお知らせした9月の貿易収支の続きです。 10月の貿易収支が発表になりました。貿易収支は去年の10月に比べ28.8%減っています。 http://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/2005/2005010c.pdf 恒例により、1月から…

日本人人口7月1日は少し減少

「日本人人口6月は増加」についてで、6月1日の日本人人口が増えたことを書きましたが、7月1日のものが発表されました。6月1日より2千人ほど減少です。わずかですが、減少は減少なのでいささか残念です。 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/tsuki/in…

国債償還費

この記事を書くことになった経緯は次の通りです。 1 bewaadさんが「リフレ政策に勝算ありや(http://bewaad.com/20050823.html#p01)」というエントリで、リフレ政策と財政の持続可能性に関する試算を発表されました。 2 これを受けてcloudyさんが「財政赤…

「若者の就職」について

「若者の就職」の表に昨年の同じ時点の内定者数などを追加しておきます。 就職希望者数など(万人)学校の種類卒業予定者就職希望者就職(内定)者求人大学55.541.827.5前年(55.2)(40.7)(25.0)短大9.98.02.4前年(1…

インターネット新聞への疑問

今、大手新聞はインターネットで、記事を提供しています。都道府県レベルの地方紙でも過半数が提供しているのではないでしょうか。共同通信のホームページ(http://www.kyodo.co.jp/)から多くの地方紙に移ることが出来ます。 さて、私、どうも分からないこ…

増税、税率引き上げ、増収、支出

あまり、気分のよくないタイトルですが、http://d.hatena.ne.jp/dojin/20051116のエントリーへのコメントに触発された記事です。 増税が先か、歳出削減が先かと議論が盛んですが、まあ、「歳出削減が先だ」というのがポピュラーでしょう。その中でdojinさん…

政府の大きさ その9

「政府の大きさ その8」でお示しした表の説明です。 意外と思われるかもしれない点がいくつかあります。 まず、収入でも支出でも「利子」がほとんどを占めています。これは、公的企業に多くの金融機関が含まれていることを反映したものです。特に、日銀が含…

政府の大きさ その8

「政府の大きさ その1」について では、一般政府の大きさを測りました。今度は公的企業の大きさを測ります。 公的企業の支出と収入(単位:兆円)項目1980年度1990年度2000年度2003年度Ⅰ 財産に対する支払い17.736.436.720.…

若者の就職

「これからの若者は職場を見つけられるか? その1」について で、若者が仕事を見つけるためにどれぐらいの仕事の口が必要かを計算しました。 来年3月卒の大学生などの就職希望者数、現在の内定者数など、 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/11/h1110-2.ht…

日本人を増やす方法

「日本人人口6月は増加」で、日本にいる日本人の自然増が1,156人だったことを書きました。「1年前に比べて日本人が減った。」となるのは時間の問題でそうなったときには、新聞に大見出しの記事が掲載され、テレビでも「少子化」か「人口減」の特集番…

政府の大きさ その7

「政府の大きさ その6」の補足です。 国民経済計算を用いた理由がもう一つありました。 誰にでも加工計算できるような表形式で、HPで公開されているからです。内閣府の皆さん、どなたがご担当なのか存じませんが、ありがとうございます。 支出のうち「社…

政府の大きさ その6

「政府の大きさ その1」の表の解説を少し。 この表は、国民経済計算の「制度部門別所得支出勘定」の「一般政府」とhttp://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/h17-nenpou/n80i4_jp.xls同じく「制度部門別資本調達勘定」の「一般政府」の「実物」部分http://www.esri…

政府の大きさ その5

さて、税はどの程度の支出をカバーしているのでしょうか。少し調べてみました。 一般政府の支出と収入(単位:兆円)項目1980年度1990年度2000年度2003年度1 財産に対する支払いの内利子7.816.216.713.92 集合最終消費支出…

政府の大きさ その4

「政府の大きさ その3」に引き続き、収入の検討をしたいと思います。 下の表は、「その1」で書いた表を少し抜き出して、加工したものです。 一般政府の収入(単位:兆円)項目1980年度1990年度2000年度2003年度Ⅰ 生産・輸入品に課される税…

連邦

「政府の大きさ その1」にInoueさんからコメントで質問をいただきました。答えが長くなるので記事にします。 国の人口規模が大きすぎ、情報コストが大きくなってしまいて、社会的意志決定が不効率になるという理論的な可能性は、確かに存在すると思います。…

政府の大きさ その3

前回の「政府の大きさ その2」では、支出の説明をしましたので、今回は収入の説明をします。 収入の中心は税と社会負担です。 税は三つに分かれます。表のⅠの「生産・輸入品に課される税」とⅢの「所得・富に課される税」、そしてⅥの「資本移転」の一部であ…

政府の大きさ その2

今回は、「政府の大きさ その1」でお示しした表の解説です。 まず、支出の説明から始めましょう。 政府の支出は、次のようなものがあります。 A 他人の財産を利用させてもらったことに対する対価の支払い。 お金を使わせてもらった場合には、利子を支払い…

政府の大きさ その1

政府の大きさはどれくらいなのか。調べてみようと思います。 あらかじめお断りしておくと、「【極論】小さな政府がもたらすもの」で書かれている政府が大きいかどうかは手段でしかなく、大事なのは生活がどうなるかだというご意見には大賛成なのです。 政府…

「「会見に出ない」ことの危険」について

「「会見に出ない」ことの危険」でシーラカンスさんが、「事象の当事者に釈明の義務があると世間が思っている場合」には「責任を持つ当事者は清水の舞台から飛び降りるつもりで、自らの罪を重く受けとめ、すべてのプライドを捨て、会見で「ワタシの不行き届…

日本人人口6月は増加

「日本人人口5月は減少」で5月1日の日本人人口が減ったことを書きましたが、6月1日のものが発表されました。5月1日より96千人ほど増加です。 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/tsuki/index.htm 「日本人人口5月自然増」で書いたように、「日本に…

合成写真

産経新聞が掲載した月と空を飛ぶコウノトリの合成写真が話題というか問題になっています。 産経新聞自身が虚偽報道としてお詫びをと経過を説明する記事を出し、同業他社がそれを報道しています。毎日新聞は「合成写真で虚偽報道」と見出しを付けています。こ…