2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

女性が結婚して姓が変わったときの年金

「水色の封筒に入ったねんきん特別便が来たら」に、シーラカンスさんからこんなコメントをいただきました。 1989年度(平成元年度)に就職し、その後1年半で結婚して姓が変わったものの、一つの企業で20年近く勤めてきているので…大丈夫だろうってタ…

水色の封筒に入ったねんきん特別便が来たら

社会保険庁がねんきん特別便を送ってきています。大勢の方が受け取られていて、いろいろブログに感想、疑問を書かれています。いろいろな方のブログを読んでいると、いくつか共通の疑問があるようです。私の知っている範囲で、解説します。 1 何で、私に送…

社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その32

「社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その31」までは無限に生きる個人、あるいは王朝を前提として議論してきました。このモデルは利他的な個人を想定してきました。前回でこのモデルの説明は終わり、今回からは、「2.4 市場調整の失敗:世代重…

2月は原油値下がり

「輸入原材料価格の高騰にどう対応すべきか?」で、原材料値上がりの対策を考えました。 原油などが値上がりしているから、こういった議論をしたのですが、2008年2月の貿易統計から「原油及び粗油」の1リットル当たりの単価を計算してみると、1月より…

生年月日が同じ人は、何人いるの?

自分と「生年月日が同じ人」は、日本人でどれ位いるでしょう? ある年に生まれた人をその年の日数で割ると、答えが出てきます。こんな数です。(うるう年の調節はしていません。) 生年月日が同じ人の数(人)西暦和暦人数1907明治40年4,42319…

「ねんきん特別便」 その3

「「ねんきん特別便」 その2」の続編です。 ポケットの中の清掃さんが「ねんきん特別便が来た」で >家に帰り着くと『ねんきん特別便』が置いてあったのだ。 >早速、年金記録のお知らせを確かめると… >…ん!? >国民年金の記録が二つだけ。 >一つは現在…

社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その31

「社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その30」に続いで、「2.3.6 実物的景気循環論への応用」の解説です。 前回説明したとおり技術的ショックには、予想されずに生じて永続するもの、予想されずに生じて効果が一時的なもので終わるもの、予想…

「ねんきん特別便」 その2

「「ねんきん特別便」」への追加情報です。 「厚生年金被保険者に係る「ねんきん特別便」については、経済団体の協力をいただきながら、事業主経由で送付することを検討しています。」(社会保険庁HP http://www.sia.go.jp/top/kaikaku/kiroku/070831shintyo…

国際出産

出生児の父母の国籍の組み合わせの2006年の結果が発表されました。(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/gaikoku07/03.html#1)表3です。 国際出産(人)組み合わせ2006年(A)2004年(B)増減(A-B)両親とも日本人1,…

社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その30

「社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その29」の続きです。 2.3.6 実物的景気循環論への応用 生産関数に対する一回限りの技術的ショックがあると均衡経路が変化し、その結果、定常状態に向かう経済の動きが単調なものではなくなります。これ…

夕張市 の人口

「夕張市 2007年末、人口12,000人をキープ」の続きです。 夕張市の人口(人)17年18年19年20年増減1月13,79813,38012,79812,169△6292月13,77713,35012,770△5803月13,61513,…

社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その29

「社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その28」の続きで、「2.3.5 モジリアーニ・ミラー定理と投資」です。 「企業の資金調達行動が投資水準や資本蓄積に一切影響しない」。これがモジリアーニ・ミラー定理です。 テキストの説明は、これまで…

コンメンタール その2

「コンメンタール」の続きです。 「また不完備契約理論については、これも労働経済学では、転職すると企業内での教育投資の効果が発揮できなくなるような当該企業固有の投資、これを企業特殊的投資というんですが、これがあるから不完備契約になるという理論…

コンメンタール

濱口先生が「学界展望における福井論文の紹介とコメント」で、こう書かれています。学術雑誌での座談会の発言をそのまま転載したものなので、少々分かりにくいです。解説をして見ます。別に絡むつもりはありません。 「この不完備契約理論というのは、労働者…