社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その29
「社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その28」の続きで、「2.3.5 モジリアーニ・ミラー定理と投資」です。
「企業の資金調達行動が投資水準や資本蓄積に一切影響しない」。これがモジリアーニ・ミラー定理です。
テキストの説明は、これまでの説明から飛躍している部分があります。ここまでは基本的に貨幣や債券、株式などの証券がない実物的な世界を前提に説明がされてきたのですが、ここで突然証券が登場します。幾種類かの証券の存在を前提にしないと様々な形で資本を調達することがあり得ないので、このような説明にならざるを得ません。
実際にこの定理が成立する可能性は低いでしょう。
これ以外には、特に説明することはありません。
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