国際出産

出生児の父母の国籍の組み合わせの2006年の結果が発表されました。(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/gaikoku07/03.html#1)表3です。 国際出産(人)
組み合わせ2006年(A)2004年(B)増減(A-B)
両親とも日本人1,046,1861,088,548△42,362
父が日本人14,04013,198842
母が日本人9,4238,975448
2年前と比べると、両親とも日本人が減っているのに、父日本人・母外国人、母日本人・父外国人はどちらも増えています。両方あわせると23,463人です。平成17年の国勢調査では、北海道士別市http://www.shibetsu.jp/cgi-bin/odb-get.exe?wit_template=AM040000)の人口が、23,411人でしたから、この市の人口を上回ります。 「日本人の国際結婚は出産に結びついているのか?」で、「ま、いずれにせよ両親の一方が外国人であるか、外国人であった赤ちゃんの割合は高くなりつつあります。」と書いたのですが、その傾向は続いています。 面白いことがあります。母親が外国人の場合に、父親が日本人である割合が母親の国籍別に分かるのですが、地域によって差があります。 一番高いのは東南アジアで、フィリピンが80.0%、タイが78.5%。 次が東アジアで、韓国・朝鮮が59.1%、中国が57.7%。 三番目が欧米で、英国45.5%、米国32.3%。 最後が南米で、ペルー11.9%、ブラジル8.0%。 この差は、外国人の日本人社会への統合、融合、受け入れのひとつの指標かもしれません。 もっとも、母親が出産までに日本国籍を取得している場合もあるので、厳密なことはいえませんが。 人気blogランキングでは「社会科学」の21位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング