保育所、幼稚園、事業所内保育施設

保育園と幼稚園」で「これを見ると、保育所に通うお子さんは増加傾向、幼稚園児は減少傾向です。」と書いたのですが、その続きです。 学校基本調査と社会福祉施設等調査によると、こんな状況です。 保育所と幼稚園の園児(人)
保育所幼稚園
1995年度1,678,8861,808,432
2000年度1,904,0671,773,682
2001年度1,949,8991,753,422
2002年度2,005,0021,769,096
2003年度2,048,3241,760,494
2004年度2,090,3741,753,393
2005年度2,118,0791,738,766
2006年度2,118,3521,726,520
2007年度2,132,6511,705,402
2008年度1,674,163
2009年度1,630,344
保育所へ通うお子さんが増え、幼稚園児が減るという傾向は変わりがないようです。 ところで、これは認可されている「保育所」の話なのですが、他に認可外保育施設というものがあります。事業所内の保育施設やベビーホテルなどです。厚生労働省の「平成18年地域児童福祉事業等調査」(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jidou/06/2-1.html)によるとこんな数字です。 認可外保育施設(人)
事業所内保育施設ベビーホテルその他
2003年度15,65433,231135,614
2006年度20,86638,121122,640
ご覧になればわかるように、認可保育所に比べると数は少ないです。また、認可保育所も利用しながら、利用できない時間を認可外保育施設も利用しているというケースもあると思います。 事業所内保育施設の利用者は、急速に増えています。妊娠、出産、育児で有能な女性社員が辞めてしまうのを防ぐため、あるいは女性も労働力を確保するために作るケースが多いでしょう。福利厚生という意味もあるかもしれません。女性が企業にとって必要とされるにつれて、今後も増えていくのではないでしょうか。 ここをクリック、お願いします。 人気blogランキング 人気blogランキングでは「社会科学」では44位でした。