目標

18年度補正予算は、甘くなかったか?

18年度の決算の概数が発表されました。 ちょっと、おかしな事態が起こっています。所得税、法人税の見積り額に比べて、実際の収入がかなり少ないのです。 年度当初に作られた予算については、「財政再建の第一歩」で書いたような事情があり、ある程度はず…

「財政再建の第一歩」を踏み出す好機到来

「財政再建の第一歩」を踏み出すいい機会が巡ってきたようです。 最近の報道によると、2005年度の決算の剰余金が9千億円、2006年度の税収が予算を4兆円上回る見込みです。合計すると5兆円弱です。 緊急の支出もあるでしょうが、相当な余剰が生じ…

社会保険庁の数値目標

社会保険庁の不正免除の検証作業が終わりました。報告書がまとめられています。 http://www.sia.go.jp/topics/2006/n0803_1.pdf この全体についてコメントするのは、私の手に余りますが、数値目標のあり方について触れられているのが目に付きました。 「納付…

財政再建の第一歩

「税収見積もり」で、平成17年度の税収見積もりが大幅に狂う見込みであると書きましたが、そのような狂いをなくすのは、実は簡単なことです。 この財務省の資料をご覧下さい。「一般会計税収の予算と決算の推移」です。http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei…

税収見積もり

2011年度に財政の基礎収支を均衡させるという目標達成を目指して、必要な財政改善の額はいくらかだとか、歳出削減額はいくらとすべきか、増収をどれくらいにすべきかなど、盛んに議論されています。 (注)基礎的財政収支については「「「「ちょっと変だ…

数値目標 その2

「数値目標 その1」の続きです。 現行制度を前提とすると、単純に全体の納付率を社会保険庁への数値目標とする替わりに、こうしたら良かったのではないでしょうか? 1 免除の対象とならない中高所得層について納付率を目標とする。 式で示すとこうなります…

数値目標 その1

社会保険庁の職員による国民年金保険料免除の不正手続きが話題となっています。 国民年金の保険料免除制度については、慶応大学の権丈先生が的確な評価をされているように思えます(http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/korunakare44.pdf)。 ここでは…