出産と仕事

結婚よりも出産の方が仕事に響きます。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/01/kekka3.html

表6を見てください。

出産1年前に「有職」だったのは女性の54.5%でした。出産後半年では25.2%です。比率をとると43.5%に落ち込んでいることになります。

1年前にどのような仕事に就いていたかによって、この落ち込み方には差があります。

死産以外の出産をした女性の31.7%が、出産の1年前には常勤でした。

このうち、半年後も「常勤」であったのは、47.1%。半分以上が、常勤の仕事を辞めたことになります。ただし、他の仕事に就いている方があり、「有職」は50.7%です。

次に、1年前に「パート、アルバイト」だった方。全体の17.2%でした。

半年後も「パート、アルバイト」であったのは、15.6%。6人に5人ほどは、「パート、アルバイト」の仕事を辞めたことになります。ただし、他の仕事に就いている方があり、「有職」は20.5%です。

「パート、アルバイト」の仕事は、勤続してもあまりメリットがない、つまり、一時辞めるのに抵抗がないということでしょう。

最後に、「自営業、家業」。全体の4.3%しかいませんが、最強と言っていいグループです。

1年後も、「自営業、家業」を続けているのが、79.7%。他の仕事も含めて「有職」なら、81.6%。

子育てとの両立では圧倒的に優位ですね。特に理由の説明もいらないでしょう。

もう一つ、落ち込み方に影響するのが、一人目か、二人目、三人目であるかです。

「常勤」を続ける割合は、一人目だと36.8%しかいませんが、、二人目、三人目だと一挙に跳ね上がって74.5%です。

これは、一人目で常勤を続けた方が、いい仕事についている、いい職場に恵まれている、意志が強い、働く必要に迫られている、100%主義でないなどいろいろ仕事を続ける要因があって、その方々が、二人目を生んでいるということもあるでしょう。また、二人目を生むのはそういう人だと言うこともあるでしょう。

これは推測ですが、一人目を乗り切れば「まあ何とかなる。」という自信がつくのではないでしょうか。

実は、もう一つ、落ち込みに影響する要因があるのです。これは次回に。

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