ラジオ局の本質

焦土戦術?それとも焼き畑?」で職員の退社、フジサンケイグループへの移籍というシナリオの現実性を考えてみました。

ラジオ局の本質とは何か、あるいは何が生命線なのかが浮かんできたように思います。

可能性のあるものをあげていきます。

まず、資本。これは借りてくればよい。転換社債で調達することも可能。広い意味で、信用、担保があれば何とかなると言うことでしょう。設備などを担保に入れるという方法もあります。

設備。お金を出せば買える。何とかなります。

下請け企業と労働者。お金を払えばついてきてくれる。ちゃんとした扱いをすれば、大丈夫でしょう。

経営者。報酬を払えば調達可能。

正社員。特殊技術を持ったもの以外は辞められない。辞めてもちゃんとした給料を払えば、後がまは見つけられる。何とかなります。

特殊技能、技術やタレントとの人脈を持った社員。辞めて他社に移っても、そこでその技能を発揮できる人は辞めてしまうかもしれない。これは困ります。ただしよそのラジオ局が雇ってくれるかどうかは条件次第です。説得と条件でしょう。

電波。放送免許と呼ぶ方が正確かもしれません。これはなければどうしようもありません。しかし、手に入れることができれば後の経営は楽です。競争相手が少ないですから。

要するに、ある程度信用があり、他社でも通じる特殊技能、技術やタレントとの人脈を持った社員を引きつけることができ、電波を持っていればやっていけるのがラジオ局です。テレビも同じ構造でしょう。

放送免許は法人に与えられています。株主が変わっても特殊な場合をのぞき失うことはありません。すると株式の過半数を握れば電波は確保できることになります。後は、他社でも通じる特殊技能、技術やタレントとの人脈を持った社員を引き留めればいいのです。数はそれほど多くはないでしょう。

これさえやれば、後は免許に守られてそこそこの経営はできます。

やっぱり、狙われやすい業界のようです。

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