2016年7月の55歳から59歳正社員は315万人、5万人減少

2016年7月の50歳から54歳正社員は383万人、12万人増加」でしたが、55歳から59歳の正社員はは315万人で5万人減っています。(追記)男性は230万人で2万人減少です。 この年齢層は50歳から54歳までと比べても60歳から64歳までと比べても人口が少ない年代です。5年後にはまた増えるのでしょうが、当面は減ってきています。60歳定年の企業が多いので正社員は60歳から64歳で大きく減ります。その直前の年代です。 正社員の数(万人)
2014年2015年2016年
1月307314322
2月311313318
3月314315314△1
4月31030831810
5月313315314△1
6月313321314△7
7月306320315△5
8月30631610
9月314322
10月309314
11月310312
12月318319
また、人口に占める正社員の割合も前年同月の42.3%から41.9%に0.4ポイント下がっています。(追記)男性は人口も3万人減って373万人ですので、この割合は61.7%でほぼ横ばいです。 人口に占める正社員の割合(%)
2014年2015年2016年
1月39.841.442.81.4
2月40.441.342.31.0
3月40.941.641.80.2
4月40.340.642.31.7
5月40.741.641.80.2
6月40.742.441.9△0.5
7月39.842.341.9△0.4
8月39.941.81.9
9月41.042.61.6
10月40.441.61.0
11月40.641.40.8
12月41.742.30.6
さて、1年前との比較ですが、人口は6万人減って751万人です。30歳から34歳層を少し上回る程度です。労働力人口も2万人減って614万人です。労働力率は81.4%から0.4ポイント上昇して81.8%です。定年直前でもずいぶん高い率だと感じます。就業者は5万人減って595万人です。就業率は、0.1ポイント低下して79.2%です。この年齢層は労働市場に戻ってきているのに仕事が増えないという不幸な状況にあります。この年齢層の仕事を確保することが重要です。 2016年7月の非正規労働者は169万人で前年同月に比べ4万人減っています。このうちパートアルバイトは128万人で9万人増えています。正規が減って、非正規が増えたという状況です。 完全失業者は17万人から1万人増えて18万人です。完全失業率は2.8%から2.9%へ上昇しています。 非労働力人口は前年同月の140万人から3万人減って137万人です。 せっかく、労働市場に戻ってきているのに活躍の場が与えられていないのは残念です。 人気blogランキングでは「社会科学」の6位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング