離島住民と保育難民、どっちが弱者?

東京都が、小笠原諸島光ファイバーケーブルを引くそうです。

現在、インターネット通信には衛星回線を利用しているのですが、利用環境を改善し、地デジも利用できるようにすることが目的です。来年7月の地上デジタル放送への移行前に完成させたいということのようです。

小笠原村の住民は2,700人だそうです。費用が100億円。利用者が限られているため、民間事業者では採算がとれず、都が自ら整備するということです。

最初にこの話を聞いたとき、東京都には待機児童が8,000人もいるのだし、「保育所」整備に使ったほうがいいのじゃないかと思いました。保育所1か所を作るのにいくらかからのか知りませんが、100億円あれば何か所かは作れるでしょう。

しかし、考えてみればテレビを利用した災害情報などもあるわけで、テレビが見られるのもナショナルミニマムと言えるかもしれません。

では、どちらを優先するかということですが、これは東京都民が決めることでしょう。これが地方自治というものです。

それにしても、これを皮切りに全国で公費で離島などに地デジ利用のための光ファイバー網が整備されるのであれば、むしろ通信衛星でデジタル放送をやるほうが安上がりなのではないでしょうか?経費はどれぐらいなんでしょう?技術的に不可能なのかな?

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