保育所について

保育所の不足が問題になっています。保育料が安いと保育所への需要が無限に増える、混雑緩和のためには保育料を上げればいいという意見があるようです。一理はあると思いますが、誤解もあるような気がします。

そもそも、保育所を利用する年齢、小学校入学前の子供の数は「10月も出生数は減少」で、見ていただくと分かるように520万人です。これが保育需要の上限です。

平成26年度に認可保育所に通っているのは226万人でした。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000057750.html

文部科学省の学校教育基本調査によると、同じ26年度に幼稚園に通っている子供の数は155万人でした。

http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2015/12/25/1365622_2_1.pdf

合計すると380万人です。これを子供の数520万人から差し引くと140万人です。これが認可保育所への需要の上限でしょう。

実際には、育児休業などを利用して家庭で子育てをする家庭もあります。現在の定員の三分の一ぐらいが実際の需要の上限ではないでしょうか。かかる費用にも上限があるはずです。

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