母乳、人工乳は何で決まる?

「「っつーことで、「卒乳」の顛末」について」について」のクイズ、「実は母乳、人工乳に決定的な影響を与える要因があるのです。さて、それは何でしょう?」に、シーラカンスさんから子供が何人目かという答えをいただきました。 そう、確かに何人目かで違いがあります。こんな具合です。 母乳か人工乳か?(%)
兄、姉の数母乳のみ人工乳のみ混合乳
二人以上2568
一人2469
いない1776
一人目は、母乳のみの割合が少ないのです。次の赤ちゃんからは母乳のみの割合が高くなります。 でも、もっとはっきりした差が出る要素があるのです。これです。 生まれた場所 です。 数字はこうです。 母乳か人工乳か?(%)
生まれた場所母乳のみ人工乳のみ混合乳
病院2272
診療所1973
助産所5443
自宅4842
「人工乳」は「初乳は与えた」を含んでいます。 助産所、自宅で生まれると(ということは「産むと」ということでもありますが)、「母乳のみ」の割合が圧倒的に高くなります。助産所では過半数です。 助産所で産むのが、常勤のような人が少ないからではないかと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。常勤のお母さんだけを取ってもこうなります。「自宅」は数が少ないので省略します。 母乳か人工乳か?(%)
生まれた場所母乳のみ人工乳のみ混合乳
病院87
診療所1183
助産所3268
「常勤」でも3割以上が「母乳のみ」です。 別に助産所に妖精がいて母乳が出るようにしてくれる訳ではないでしょう。助産所を開いているのは実力のある助産婦で、お母さんに、丁寧に授乳の指導などをしてくれるからではないかと思います。 病院でも実力のある助産婦さんがいて、十分腕を振るえる状況なら同じではないかと思います。看護婦さんでもいいのでしょう。 要するに、授乳についてしっかり相談に乗り、指導してくれる人が、傍についてくれていればいいと言うことです。多分。 母乳で育てたいと思われる方、実力のある助産婦さんが腕を振るっている所を探してみてはいかがでしょうか? ここをクリック、お願いします。 人気blogランキング 人気blogランキングでは「社会科学」では47位でした。