「
「男の子を育てるのは「修行」かもしれない??」について」で、
厚生労働省が、2001年に生まれたお子さん達を追い続けて3年、今回は3歳6ヶ月になられたお子さん達と(とそのご両親)の状況を調べている第4回21世紀出生児縦断調査の結果をご紹介しました。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/04/index.html
結論は、
「男の子はしつけても身に付かない。男の子を育てるのは修業です。」であったのですが、では、しつけの方法に男女差があるのか?
この場合、お父さんとお母さんで差があるのかではなく、「男の子か女の子かで両親のしつけ方法が違うのか?」ということを調べています。子供が悪いことをしたときどうするか?まあ、結果はご想像のとおりなのですが。
詳しくは表7をご覧下さい。選択肢は「よくする」、「ときどきする」、「まったくしない」の三つです。思いっきり要約するとこうなります。
まず、もっとも理性的な対応です。
悪いことをしたときの対応・よくする割合対応 | 男児 | 女児 |
---|
言葉でいけない理由を説明する | 81.7% | 81.8% |
3歳半ともなればある程度聞き分けもできる年です。普通の親ならこうするでしょう。最初は・・・。
この段階では、男の子、女の子に差はありません。
しかし、言い聞かせても、言い聞かせてもだめなときはあります。すると、こうなってしまいます。
悪いことをしたときの対応・よくする割合対応 | 男児 | 女児 |
---|
言葉で説明しないで「だめ」、「いけない」と叱る | 21.7% | 20.1% |
3歳半ともなれば、しつこく抵抗することもあります。親も疲れてきますから。こうなっても仕方がない。でも、「よくする」割合は2割程度です。聞き分けのできるお子さんが多いのか、忍耐力のある親御さんが多いのか?この段階では、男女差が少しでてきています。もちろん、男の子の方がよく叱られている。
問答無用で、叱られて言うことを聞けばいいのですが、聞かないと次の段階に進みます。ついに実力行使です。
悪いことをしたときの対応・よくする割合対応 | 男児 | 女児 |
---|
お尻をたたくなどする | 11.5% | 8.0% |
ここでは、男の子がよくお尻をたたかれる、というはっきりとした差がでてきます。果たして、女の子は叱られれば言うことを聞くということなのか、男の子だからお尻をたたくぐらいはいいと思われているのか?
それでもだめなとき?
悪いことをしたときの対応・よくする割合対応 | 男児 | 女児 |
---|
子供のしたことを無視して悪いことに気づかせる | 1.5% | 1.3% |
外に出す・押入などに閉じこめる | 0.8% | 0.4% |
3歳半でも未だ、早いのか、あるいは、心を傷つけてはいけないと思われるのか、ここまでしなくても何とかなっているのか?男女では絶対値の差は少ないのですが、比率では大きな差があります。判断に苦しむところです。
今日の結論です。
「男の子はお尻をたたかれる。」
1年後、お子さん達が4歳半になったときも同じ質問をするのでしょうか?興味津々です。
答え続けていただいている、お父さん、お母さんに感謝!
ところで、3歳半の子にこれ以外の対応はあるのでしょうか?
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