2016-01-01から1年間の記事一覧

25歳から54歳の男性の9月の就業率も、まだリーマンショック前を少し下回っている。

月は変わりましたが、「25歳から54歳の男性の8月の就業率は、まだリーマンショック前を少し下回っている。」と同じタイトルになりました。 2008年9月15日のリーマンブラザーズ破たんから8年余りが過ぎて、なおこの状況です。特に35歳から44…

2016年8月の60歳から64歳正社員は141万人、3万人増加

8月分の内容に更新します。 人口が減る中で正社員数が増えています。 正社員の数(万人)月2014年2015年2016年差1月14514914092月142147142△53月141142141△14月13513113325月135140142…

2016年8月の55歳から59歳正社員は320万人、4万人増加

8月分への更新です。7月とはずいぶん状況が違います。いい方向に変わっています。 「2016年7月の55歳から59歳正社員は315万人、5万人減少」で書いたように、この年齢層は50歳から54歳までと比べても60歳から64歳までと比べても人口が…

2016年8月の50歳から54歳正社員は373万人、3万人減少

「2016年7月の50歳から54歳正社員は383万人、8万人増加」でしたが、8月は減少に転換しました。これまで人口が増えていた50歳から54歳は、ここ数か月減り始めています。人口に占める正規労働者の割合は0.1ポイントと少しだけですが上昇して…

毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2016年8月)

「毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2016年7月)」の続きです。 8月の常用雇用は2.2%増加しました。内訳をみるとフルタイム労働者(一般労働者)の増加率が2.1%と15年12月以来初めて2%を超え、パートタイム労働者の増加率は2.6%と前…

2016年8月の45歳から49歳正社員は459万人、37万人増加

「2016年7月の45歳から49歳正社員は450万人、25万人増加」でも書きましたが、この年齢層は人口が増えています。8月は前年同月に比べて46万人も増えています。人口の多い層が45歳に達してきているからです。今年、45歳になった(なる)…

8月の40歳から44歳正社員は497万人、5万人減少、男性が厳しい

「7月の40歳から44歳正社員は499万人、6万人増加」の更新です。 5歳刻みで見た場合、現在人口が最も多いのがこの層です。第二次ベビーブーム世代です。25歳から29歳層の1.5倍です。逆に見れば25歳から29歳層はこの世代の3分の2しかい…

8月の35歳から39歳正社員は427万人、28万人減少、厳しい

この年齢層は、就職氷河期時代に社会に出ることになり、最初から厳しい状況にさらされ、その後も好景気といったものをほとんど経験してこなかった層です。 この年齢層は、人口は806万人で前年同月に比べて30万人も減っています。人口が減っている以上正…

8月の30歳から34歳正社員は399万人、1万人増加

「7月の30歳から34歳正社員は399万人、4万人増加」でしたが、8月は人数は399万人で、前年同月比1万人増加です。ほぼ横ばいといていいでしょう。 人口は732万人から13万人減って719万人です。来年のどこかでは700万人を切るのでしょ…

8月の25歳から29歳正社員は369万人、2万人減少

8月は正社員数は減っていますが、人口に占める正社員割合は高まっています。前月との差が大きく、多少の統計のブレがあるのかもしれません。 正社員の数(万人)月2014年2015年2016年差1月38737638262月38637638373月3…

8月の22歳から24歳正社員は197万人、16万人増加

8月分が発表されましたので、「7月の22歳から24歳正社員は191万人、8万人増加」を更新します。 22~24歳の正社員は197万人で、前年同月と比べると17万人も増えています。3月は20万人、4月は11万人5月は3万人増となった後、6月と…

2016年8月の20/21歳正社員は3万人減少、50万人に 労働供給には余裕がある

8月分の労働力調査が発表されましたので、「20/21歳正社員は3万人減少、60万人割れ、まだ労働供給には余裕がある」を更新します。 正社員の人数が3万人減っています。これで減少は2か月連続です。人口が13万人減って250万人に減ったことの影…

雇用不安を払拭せよ

内閣府が作っている統計に、消費動向調査というものがあります。 調査の概要はこちら。http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi_gaiyou.html 複数の調査項目があり、月によって調べる項目が変わるのですが、毎月調べられ、発表されている項目が消費…

年齢別男性正社員 2016年8月

8月分の労働力調査が発表になりましたので、「年齢別男性正社員」を更新します。 一月の差ですから大きな変化はありません。 2016年8月の男性正社員の数(万人)・人口に占める割合(%)年齢人数前年同月差割合前年同月差20から24歳122△337…

販売側からみた消費 昨年との比較9月 乗用車

「販売側からみた消費 昨年との比較8月 コンビニ」に続き9月分の統計です。 耐久消費財の典型的なものである四輪乗用車は、普通車が売れ、小型車、軽が売れていないという状況に変わりはありません。 四輪乗用車の販売台数の変化 前年同月比(%)月普通車…

65歳以上の大活躍 2016年8月

「2016年8月の「人手不足」の原因は大量採用」では15歳から64歳までの生産年齢人口の状況を取り上げました。今回は65歳以上です。2016年8月分の労働力調査からとったものです。一言で言えば、65歳以上大活躍です。皆さん、お元気でなによ…

25歳から54歳の男性の8月の就業率は、まだリーマンショック前を少し下回っている。

2008年9月15日のリーマンブラザーズ破たんから8年余りが過ぎました。 労働力調査の8月分が発表されました。2008年8月は労働市場の需給がだいぶ改善し、少し明るい気分になっていたのを覚えています。 8月の男性の年齢階級別就業率(%)年齢…

2016年8月の「人手不足」の原因は大量採用

「「人手不足」の原因は大量採用」を9月末に発表された8月分のデータでのデータで更新しました。 人口が減り、労働供給が減ったために人手不足になったと誤解している方がいるようです。実際には労働供給は大幅に増えています。働いている人の数はもっと増…

「人手不足」の原因は大量採用

現在、盛んに人手不足ということが言われています。人口が減り、労働供給が減ったために人手不足になったと誤解している方がいるようです。実際には労働供給は大幅に増えています。働いている人の数はもっと増えています。人手不足の原因は、大量採用なので…

年齢別男性正社員

「2016年7月の60歳から64歳正社員は140万人、6万人増加」などで、正社員の状況を解説してきましたが、男性の正社員の実態を年齢別にまとめてみました。 2016年7月の男性正社員の数(万人)・人口に占める割合(%)年齢人数前年同月差割合…

毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2016年7月)

「毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2016年6月)」の続きです。 毎月勤労統計の7月分確報が発表されました。 常用雇用は、全体では5月、6月と同じく対前年同月比2.0%の増加です。「毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2016年5月)」で書…

平均賃金と労働市場

「平均賃金」を少し改訂しました。 これまではフルタイムで月給制で働き、月に26万円の給与を得ている労働者が一人、時間給制で月100時間働き10万の賃金を得ているパートタイム労働者が一人いたとする。二人合わせると賃金の合計は36万円なので、平均賃…

販売側からみた消費 昨年との比較8月 百貨店、チェーンストア

「販売側からみた消費 昨年との比較8月 コンビニ」にに続いて、百貨店とチェーンストアの発表がありました。どちらも不調です。台風が4個も上陸した(9月は今のところ2個)ということを勘案すると堅調といえるのかもしれません。ちょっと判断に迷います…

販売側からみた消費 昨年との比較8月 コンビニ

「販売側からみた消費 昨年との比較8月 自動車」に続いて、コンビニの8月の販売額が発表されました。既存店の売上額は前年同月比0.6%増加です。3か月連続の増加です。全店では3.0%の増加です。台風が46個も上陸した(9月は今のところ2個)と…

取り戻そう日本経済の必勝パターン その2

「取り戻そう日本経済の必勝パターン」を確実に取り戻すために一番重要なのは、雇用の維持・拡大だ。労働需要>労働供給という状態が崩れれば、元の木阿弥、日本経済の必敗パターンに戻ってしまう。その兆候がないわけではない。勤労者家計の消費の停滞など…

取り戻そう日本経済の必勝パターン

小さな子どもが家へ帰ってきた。見ると顔が赤らみ、汗びっしょりで、呼吸が荒い。額に掌を当ててみると熱い。風邪なら大変だ。こじらせてはいけない。すぐに汗を拭いてやり、肌着を新しいものに変えてやり、薬を飲ませなければならない。 しかし、これが暑い…

2016年7月の60歳から64歳正社員は140万人、6万人増加

「2016年7月の55歳から59歳正社員は315万人、5万人減少」でしたが、60歳から64歳層は140万人で、6万人増加しています。人口に占める割合も高くなってきています。60歳以上への定年の引き上げなどが影響してこの割合には上方トレンド…

2016年7月の55歳から59歳正社員は315万人、5万人減少

「2016年7月の50歳から54歳正社員は383万人、12万人増加」でしたが、55歳から59歳の正社員はは315万人で5万人減っています。(追記)男性は230万人で2万人減少です。 この年齢層は50歳から54歳までと比べても60歳から64歳…

2016年7月の50歳から54歳正社員は383万人、8万人増加

50歳から54歳はこれまでは人口が増えていた年齢層です。ここ数か月減り始めているので、一時的に減っていくのかもしれませんが、まだはっきりしたことは言えません。人口は790万人で一つ下の45歳から49歳に比べて120万人ほど少ないのです。5…

2016年7月の45歳から49歳正社員は450万人、25万人増加

「7月の40歳から44歳正社員は499万人、6万人増加」の続きです。 45歳から49歳層には人口が最も増えているという特徴があります。第二次ベビーブーム世代がこの年齢に達してきているからです。この年齢層は2年前に比べて55万人6.4%増えて…