月は変わりましたが、「
25歳から54歳の男性の8月の就業率は、まだリーマンショック前を少し下回っている。」と同じタイトルになりました。
2008年9月15日のリーマンブラザーズ破たんから8年余りが過ぎて、なおこの状況です。特に35歳から44歳の
就職氷河期層の就業率の回復が遅れています。政府が人手不足対策など考えている場合ではありません。
9月の男性の年齢階級別就業率(%)年齢 | 1997年 | 2008年 | 2016年 | 97年との差 | 08
年との差 |
---|
25~34歳 | 93.6 | 90.7 | 90.8 | △2.8 | 0.1 |
35~44歳 | 95.8 | 94.3 | 93.8 | △2.0 | △0.5 |
45~54歳 | 95.0 | 93.3 | 93.6 | △1.4 | 0.3 |
8月の男性の人口と仕事の不足(万人)年齢 | 2016年の人口 | 1997年 | 2008年 |
---|
25~34歳 | 695 | 19 | △1 |
35~44歳 | 896 | 18 | 4 |
45~54歳 | 860 | 12 | △3 |
25~54歳 | 2,451 | 49 | 1 |
2008年の
リーマンショック前の水準を25歳から34歳と45歳から54歳は上回りました。
就職氷河期世代は、まだです。1997年の日本の
金融危機前を目指すなら、さらに49万人分の仕事を確保する必要があります。どの年齢層の仕事も足りません。
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