8月の25歳から29歳正社員は369万人、2万人減少

8月は正社員数は減っていますが、人口に占める正社員割合は高まっています。前月との差が大きく、多少の統計のブレがあるのかもしれません。 正社員の数(万人)
2014年2015年2016年
1月387376382
2月386376383
3月390375378
4月388379383
5月38238039313
6月372388384△4
7月378376370△6
8月384371369△2
9月382386
10月380385
11月377366△11
12月374385△5
なお、非正規労働者は144万人で、前年同月比2万人の減少です。このうちパート・アルバイトは80万人で、5万人減少です。 人口に対する正社員の比率は、8月には前年同月比0.7ポイント上昇し、57.6%になりました。一昨年の同月補ほぼ同じ水準です。 人口に占める正社員の割合(%)
2014年2015年2016年
1月56.756.959.02.1
2月56.857.059.42.4
3月57.556.858.51.7
4月57.357.659.51.9
5月56.557.861.03.2
6月55.359.059.70.7
7月56.357.657.5△0.1
8月57.456.957.60.7
9月57.259.32.1
10月57.159.12.0
11月56.756.3△0.4
12月56.557.00.5
7月の25歳から29歳正社員は370万人、6万人減少」の(注)で「2014年、15年を見る限り、この率には明確な季節変動は見られません。22歳から24歳とは違うところです。」と書いたのですが、2015年には7月、8月にこの比率が下がっていて、今年も同じ傾向がみられます。ただ、一昨年はそういう傾向がみられません。去年、今年は何か共通の要因があるのかもしれません。 2016年8月の人口は641万人(前年同月に比べて11万人減少)で、うち正社員が369万人(同2万人減少)、 労働力人口は564万人(同1万人減少)で、労働力率は88.0%(同1.3%上昇)となりました。就業者は536万人(同2万人減少)、就業率は83.6%(同1.1%上昇)です。完全失業者は28万人(同1万人増加)、完全失業率は5.0%(同0.2%上昇)となりました。 やはり、若者は労働市場に戻ってきています。完全失業率が上がっているのが気がかりです。政府は人手不足対策に傾斜しすぎていないでしょうか?これからも労働力率が上がり続けると、完全失業率が高まるかもしれません。 人気blogランキングでは「社会科学」の7位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング