8月の22歳から24歳正社員は197万人、16万人増加

8月分が発表されましたので、「7月の22歳から24歳正社員は191万人、8万人増加」を更新します。 22~24歳の正社員は197万人で、前年同月と比べると17万人も増えています。3月は20万人、4月は11万人5月は3万人増となった後、6月と7月は8万人増で安定していましたが、加速した感があります。3歳刻みですので毎年3分の1が入れ替わります。抜けたグループに比べて新しく入ったグループは学卒時の正規採用者の割合が大きかった可能性があります。 なお、22歳から24歳まで絞っているのでサンプルサイズが小さくなり数字が不安定になるのは避けられません。その分は割引してみる必要があります。 正社員の数(万人)
2014年2015年2016年
1月15915616913
2月161164169
3月16015417420
4月18019020111
5月188194197
6月180186194
7月173183191
8月17718019717
9月182174△8
10月175175
11月163168
12月151159
なお、パート・アルバイトは62万人で前年の56万人から6万人増えています。 人口に対する正社員の比率は、2.4ポイント上昇し、52.7%になりました。 人口に占める正社員の割合(%)
2014年2015年2016年
1月43.044.346.42.1
2月43.546.345.4△0.9
3月43.442.546.54.0
4月50.351.655.74.1
5月52.153.254.10.9
6月50.051.753.21.5
7月47.750.451.30.9
8月49.350.352.72.4
9月49.549.0△0.5
10月47.447.60.1
11月45.245.80.6
12月42.744.51.9
(注)2014年、15年を見る限り、この率は季節的に変動するようです。学卒者が採用される年度初めの4月、5月が一番高くそれ以降下がる傾向にあります。下げ幅は意外に大きく、2014年の5月と2015年の3月を比べると9.6ポイントの低下です。採用されても早期に離職する人がいるからだと思われます。 2016年8月の人口は374万人で、うち正社員が197万人、通学の傍ら仕事をしている人が19万人(前年18万人)(正社員ではないでしょう。)、非労働力人口の通学が47万人(同47万人)で、合計263万人でした。人口の7割が正社員か通学している者ということになります。人的資本の蓄積という観点からは、望ましいことです。なお、通学と通学の傍ら仕事の合計は前年より1万人増えただけです。 労働力人口は308万人(同16万人増加)で、労働力率は82.4%で1.7ポイント上昇しました。就業者は292万人で21万人増え、就業率は78.1%で、2.4ポイントも上昇しています。完全失業者は16万人、完全失業率は5.2%で0.7ポイントも低下しています。 どうまお20,21歳とは異なる動きになっているようで、ちょっと判断に迷います。 人気blogランキングでは「社会科学」の6位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング