2012-01-01から1年間の記事一覧

集中取組期間の年金記録の統合実績

久しぶりに「年金記録の統合」問題です。 社会保険庁にある年金記録で、古い番号で記録されていて、基礎年金番号が分からず、統合されていないものがありました。これを未統合記録と呼んでいます。 2006年6月末で、5095万件の未統合記録がありました。 2010…

「医療」もどんどん変わる

厚生労働省の人口動態統計で、22年に生まれた赤ちゃんの体重を見ると、出生が1,071,304人、このうち2,500g未満の低体重児は103,049人で、全体の9.6%になっています。 低体重児の割合が、どう変化してきたか、男の子の場合は、こんなことになっていま…

日本のオリガルヒ?

本日(2012年4月30日)の日本経済新聞に次によ言うな記事が出ていた。 経済産業省は29日、太陽光など再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が固定価格で買い取る新制度について、すでに事業者が販売している既存の発電設備分も買い取り対象に含める…

再生可能エネルギーの買い取り価格

自然エネルギーで発電される電力の買い取り価格の案が出されている。 http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/pdf/007_s01_00.pdf 実に不思議な気がする。発電方式によって買い取り価格が違うのだ。電力に差があるわけではないので、一物多価にな…

「AIJ投資顧問の事件」について

「AIJ投資顧問の事件」を読んで考えてみました。 もし、自分が厚生年金基金の管理者、運用責任者になったら、どうしたらいいか? 「今回の投資顧問会社の関係者にそういう人々の影がうかがえない(これから出てくるかもしれませんが)以上、申し訳ないで…

小野理論

(追記あり。修正あり。) 「小野善康『成熟社会の経済学』の紹介 その3」で小島寛之先生が次のように書かれている。 (引用開始) 蛇足になるが、ほとんどの読者にはどうでもいい専門的な話を一つつけ加えて終わりにする。最近ちょっと目にした小野理論に…

「リスクフリー」とは何か?

「リスクフリーのない時代のリスクプレミアム」で厭債害債さんが次のように書かれている。 さまざまなファイナンスの教科書類においてもまだリスクフリーレートは国債利回りを使うと書かれているのが多いと思われる。 しかしながら現実には既に米国がS&P…

南海道経済再建書

20×○年3月21日 南海道デフォルト かねてから財政破たんが懸念されていた南海道が債務不履行に陥った。鈴木南海道知事は、20日、「当分の間、道債の元利の支払いを停止するのやむなきに至ったことを遺憾に思う。」という談話を発表した。20日現在、…

「メタンハイドレート -メタンを抱いた水篭-」について

「メタンハイドレート -メタンを抱いた水篭-」で書かれているように、「未来の日本は海洋資源大国になっているかもしれない。」のですが、これは日本の経済にどのような影響を与えるでしょうか? まず、液化天然ガスや液化石油ガスの輸入が政治的な問題で、…

民主党の新年金制度案(4) 新人口推計のもとでの所得代替率

「民主党の新年金制度案(3) 所得の範囲」の続きで、これが最後です。 15%の保険料で賄われる所得比例年金の所得代替率はどのようになるのでしょう。社会保障人口問題研究所の最新の人口推計の「出生率中位、死亡率中位」で計算してみました。 計算方法…

民主党の新年金制度案(3) 所得の範囲

「民主党の新年金制度案(2) 未納、低年金問題」では、低所得の人の問題を取り上げましたが、そもそも「所得」の範囲はどこまでなのでしょうか?案では、実に不思議な事が書いてあります。 標題に「制度の前提」とあるので、「試算の都合上こうした」とい…

民主党の新年金制度案(2) 未納、低年金問題

「民主党の新年金制度案(1)」で書いたように、最低保障年金の支給に必要な税財源ははかなり不安定なのですが、所得比例年金部分は、所得に対して15%の保険料となっています。 保険料を払えないほど低所得の人をどうやって救済するかが、保険制度で年金…

民主党の新年金制度案(1) 税財源の不安定性

民主党が新年金制度の財政イメージ(暫定版)を公表しました。 http://www.dpj.or.jp/article/100740/%E5%85%9A%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E3%81%A8%E7%A8%8E%E3%81%AE%E4%B8%80%E4%BD%93%E6%94%B9%E9%9D%A9%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E4%BC%9A%E7%B7%8F…

雪の日の散歩(2)

「雪の日の散歩(1)」のその後です。 しばらく、様子をうかがってみたが、ヒグマは戻ってこない。さて、どうしようか?後ろにはオオカミ、前にはヒグマ。 右へ行こう。 しばらく行くと10人足らずの人が集まって、小さな谷の向こうを見ている。やはり、みん…

「増税する前に無駄を省け」という前に考えておくべきこと

「「国債金利について」について」で書いたように、国債金利の上昇を私は恐れています。国債金利の支払いは無駄の中の無駄でしょう。 増税する前に無駄を省けと主張される方がいます。気持ちはわからないでもないですが、危険な考え方です。 無駄を省くのに…

雪の日の散歩(1)

長く屋内にこもっているのにも飽きてしまった。体調もまずまずだ。少し散歩しよう。雪が積もっているので、スニーカーは無理だ。足ごしらえはしっかりと。目標はちょっと離れたところにある丘の麓。 街の中にも雪が積もっているが、雪は降っていない。でも、…

革命家系の国家指導者の儒教的に正しい死に方

金正日氏の死について次のような報道がなされています。 【平壌=共同】朝鮮中央通信が19日正午すぎに速報で伝えた金正日総書記の死亡の知らせは次の通り。 朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国防委員会委員長、朝鮮人民軍最高司令官である偉大な領…

「国債金利について」について

厭債害債さんが、「国債金利について」で、こんなことを書かれています。( )内は平家が補いました。 そしてその(国債への)特需がいつまでも続かないことも明らかである以上、早い段階で(国債の)「供給サイド」を絞る手立てを考えるのは当然ともいえま…