「AIJ投資顧問の事件」について

AIJ投資顧問の事件」を読んで考えてみました。

もし、自分が厚生年金基金の管理者、運用責任者になったら、どうしたらいいか?

「今回の投資顧問会社の関係者にそういう人々の影がうかがえない(これから出てくるかもしれませんが)以上、申し訳ないですがだまされたほうも相当悪いと思います。少なくとも人のお金を預かっているのだから相当な注意を払うべきことは法的にも当然」ですから、慎重に行動しなければならない。

本当の運用成績がよく分からないで、だまされてしまうなら、方法は二つあると思います。一つは、運用体制で、自分で全部やることです。最近は、さまざまな内外のETFなどもあるので、運用資産の割合さえ決めれば、それほどコストはかからないのではないか、少なくとも、投資顧問手数料と同じぐらいのコストで運用で切るのではないかという気がします。特に、パッシブ運用のETFなら、相対してコストはかからないようです。

もう一つは、もし他人に運用を任せてしまうなら、証券取引所に上場されていて、毎日値がついているものにしか

投資させないということです。国債なら店頭市場でもいいし、定期預金なら例外にしていいでしょう。これなら、持っていないものを持っているという嘘をつかれない限り、ではありますがだまされる心配は少ない。運用を任せているところと別なところに口座の管理をさせれば、十分、牽制が働くでしょう。 

これは規制する際にも使えるかもしれません。

「やはり気になるのは規制当局との関係です。今回はまた慌てて投資顧問に一斉に調査が入っているみたいですが、所詮当局がどんなに頑張っても普通の世界で詐欺犯を完全に排除するのは無理だと思います。むしろ、こういう事件をきっかけに妙な規制ばかり増えてくるのが怖いのですね。」というのには同感なのですが、規制が全くなくてもいいとも思えない。

運用割合などの規制はどうかと思いますが、上場しているものに運用を限っても、十分、運用はできるのではないかと思います。

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