2017-01-01から1年間の記事一覧

家計消費指数(17年4月)

家計消費指数の動きです。とりあえず。世帯当たりの消費の指数で、人数調整はされていません。 4月は全世帯(勤労者世帯を含む)の名目がプラスになりました。その反面、勤労者世帯がマイナスに転じています。 家計消費指数二人以上世帯(対前年同月比%)…

1時間当たり所定内給与4月分速報

「1時間当たり所定内給与(1月から3月)確報」に続いて、4月分速報です。速報であることを〔 〕で示します。確報が出れば修正します。 1時間当たり所定内給与の変化率(%)年一般労働者パートタイム差1994年2.51.21.31995年1.50…

毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2017年4月速報)

「毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2017年3月確報)」に速報の数字のみ追加します。コメントは3月分のままです。 今回の注目点はパートタイム労働の投入が前年同月比マイナスになったことです。 常用雇用は合計では2%台前半の増加が続いています…

販売側からみた消費 昨年との比較5月 乗用車

「販売側からみた消費 昨年との比較 4月外食 」に続いて5月です。 乗用車は5月も好調です。軽自動車は前年の反動もあります。一昨年をわずかに下回る水準です。家計調査ではどう出るでしょうか。家庭用ガスの4月も追加しました。 四輪乗用車の販売台数の…

5月の勤労者家計の雇用環境見通し

「4月の勤労者家計の雇用環境見通し」に引き続き前年同期に比べて改善しています。しかし、改善幅は4月より小さくなりました。 なお、4月から勤労者世帯を正規雇用と非正規雇用に分けたものが発表されていますが、正規雇用は前年5月の44.8から3.5改…

35歳から54歳の男性の4月の就業率はリーマンショック前を下回っている

「働き盛りの男性の4月の就業率はリーマンショック前を下回っている。」というエントリーを書いたのですが、労働力調査の2017年4月分が発表になりました。34歳までは好調、35歳からは不調です。 4月の男性の年齢階級別就業率(%)年齢1997年…

販売側からみた消費 昨年との比較 4月外食

「販売側からみた消費 昨年との比較4月 」の白物家電に続いて、外食が公表されました。全体では4.7%増と3月に引き続き好調です。2016年の11月から2017年の2月まで続いた低迷を脱したようです。 これらも含めて4月の消費は耐久消費財がよく…

販売側からみた消費 昨年との比較4月

「販売側からみた消費 昨年との比較4月 コンビニ」の続きですが、今回から日本電機工業会の民生用電気機器、いわゆる白物家電を追加しました。2.2%増と堅調の様です。暑いせいかクーラーが売れています。 これも含めて4月の消費は耐久消費財がよく売れ、一…

1時間当たり所定内給与(1月から3月)確報

「1時間当たり所定内給与(1月から3月)」では、速報の結果を紹介しましたが、確報が出たので修正します。1月から3月の平均も追加しました。 1時間当たり所定内給与の変化率(%)年一般労働者パートタイム差1994年2.51.21.31995年1.…

毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2017年3月確報)

「毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2017年3月速報)」に続いて確報が発表されました。http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/29/2903r/dl/pdf2903r.pdf 今回の注目点はパートタイム労働の投入が前年同月比マイナスになったことです。 …

販売側からみた消費 昨年との比較4月 コンビニ

「販売側からみた消費 昨年との比較4月 乗用車」に続いて、コンビニです。 3月の既存店売り上げ横ばいでしたが、4月は0.3%とわずかですが増加でした。1月、2月と比べても、わずかによくなっているようです。 小売店の販売額の変化 前年同月比(%)…

1時間当たり所定内給与(1月から3月)

「1時間当たり所定内給与(長期)」に2017年1月から3月分を追加しました。3月分はまだ速報です。 1時間当たり所定内給与の変化率(%)年一般労働者パートタイム差1994年2.51.21.31995年1.50.31.21996年1.51.0…

1時間当たり所定内給与(長期)

「毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2017年3月速報)」では、所定内労働1時間当たりの所定内給与を表示していないので、作ろうかと思っています。とりあえず、年単位で見た過去の動きです。前年比です。 1時間当たり所定内給与の変化率(%)年一般…

毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2017年3月速報)

「毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2017年2月確報)」に3月速報の数字のみ追加しました。コメントは2月の確報に対するものです。3月の確報が出れば、新しいエントリーを書くつもりです。 常用雇用は合計では2%台前半の増加が続いています。この…

4月の勤労者家計の雇用環境見通し

「3月の勤労者家計の雇用環境見通し」に引き続き、改善しています。 何回も書いていますが、雇用そのものの改善は続いていましたので、それが実感されるようになったのか、人手不足が盛んに報道されるようになって、意識が変わったのか、その辺りは依然とし…

労働市場のタイト化が進んでいくと何が起こるのか?

「人手不足なのに平均賃金があまり上がらないのはなぜか?」から枠を広げて、労働市場のタイト化が進んでいくと、何が起こるのか?を考えてみました。 賃金の面では、時間当たり賃金の格差の縮小が進むでしょう。賃金水準が高いところほど賃金が上がりにくい…

人手不足なのに平均賃金があまり上がらないのはなぜか?

「取り戻そう日本経済の必勝パターン」で書いたことと重なるところがあります。ご容赦を。 現在、日本の労働市場の需給が引き締まってきていること、タイト化していることは間違いがないでしょう。それなのに月当たりで見た平均賃金が上がらないのは何故だろ…

販売側からみた消費 昨年との比較4月 乗用車

「販売側からみた消費 昨年との比較3月 チェーンストア」の続きです。乗用車の販売は4月も好調と言えそうです。軽乗用車は燃費の不正の影響があった前年4月の反動があります。 四輪乗用車の販売台数の変化 前年同月比(%)月普通車小型車軽四輪16年4月1…

35歳から54歳の男性の3月の就業率は、リーマンショック前の水準より下

2017年3月分の労働力調査の結果が発表になりました。http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.htm 「25歳から44歳の男性の2月の就業率は、リーマンショック前の水準」だったのですが、3月も全体としては同じです。ただ、25歳か…

販売側からみた消費 昨年との比較3月 チェーンストア

「販売側からみた消費 昨年との比較3月 小売店」の最後でチェーンストアです。 3月の小売店売り上げは百貨店、チェーンストアはマイナス、コンビニは横ばいとなっています。うるう年の翌年ということで2月を無視すると、1月と同じようなものと言えそうで…

販売側からみた消費 昨年との比較3月 小売店

「販売側からみた消費 昨年との比較3月 乗用車」に続いて小売店です。百貨店は、わずかに前年同月に届きませんでした。 3月の小売店売り上げは百貨店はマイナス、コンビニは横ばいとなっています。どちらも2月よりはいいとは言えますが。 小売店の販売額…

毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2017年2月確報)

2月分の確報が発表されました。「毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2017年2月速報)」との大きな違いは、一般労働者の労働者の増加率が下方修正、パートタイム労働者のものが上方修正されていることです。 前年がうるう年だった影響で、労働時間、労…

25歳から29歳の女性正規雇用者は減っていない

「25歳から29歳の男性正規雇用率は上昇中」に続いて女性です。 女性の人口も減り続けています。わずか3年間で26万人も減っています。率で言うと8%くらいです。しかし、労働市場への参加割合、労働力率は男性が安定しているのとは違い上昇しています…

25歳から29歳の男性正規雇用率は上昇中

「25歳から29歳の男女の正規雇用率は上昇中」で数字を紹介しましたが、男性に限るとこうなります。 人口は減り続けています。わずか3年間で22万人も減っています。率で言うと6%くらいです。これに対し、労働市場への参加割合、労働力率は安定してい…

25歳から29歳の男女の正規雇用率は上昇中

「25歳から44歳の男性の1月の就業率は、リーマンショック前の水準を下回っている」では、働き盛りの男性の問題を取り上げましたが、若年労働者の労働市場はかなりタイトになってきており、正規雇用の割合も高まってきています。 残念ながら人口は減り続…

毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2017年2月速報)

2月の速報が発表されましたので、「毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2017年1月確報)」に数字だけを追加しておきます。この記事のコメント部分は1月確報に対するものなので、間違えないでください。 常用雇用は合計では2%台前半の増加が続いてい…

3月の勤労者家計の雇用環境見通し

「2月の勤労者家計の雇用環境見通し」からさらに改善されました。 前回も書きましたが、雇用そのものの改善は続いていましたので、それが実感されるようになったのか、人手不足が盛んに報道されるようになって、意識が変わったのか、その辺りは依然としてよ…

販売側からみた消費 昨年との比較3月 乗用車

「販売側からみた消費 昨年との比較2月 外食」の続きで、3月の乗用車です。普通車、小型車、軽乗用車の順に伸び率が高く、好調です。軽乗用車もようやく前年同月比横ばいになりました。家計の消費にも春が来たようです。 四輪乗用車の販売台数の変化 前年…

25歳から44歳の男性の2月の就業率は、リーマンショック前の水準

労働力調査の2月分です。http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.htm 2月の男性の年齢階級別就業率(%)年齢1997年2008年2017年97年との差08 年との差25~34歳93.890.290.6△3.20.435~44歳95…

販売側からみた消費 昨年との比較2月 外食

「販売側からみた消費 昨年との比較2月 小売店」で示したように小売店は前年比マイナスでしたが、外食は全体ではプラスです。昨年がうるう年だったことを考えると1.8%の増加はかなり高い伸びと考えていいと思われます。 外食店の販売額の変化 前年同月…