35歳から54歳の男性の4月の就業率はリーマンショック前を下回っている

働き盛りの男性の4月の就業率はリーマンショック前を下回っている。」というエントリーを書いたのですが、労働力調査の2017年4月分が発表になりました。34歳までは好調、35歳からは不調です。 4月の男性の年齢階級別就業率(%)
年齢1997年2008年2017年97年との差08 年との差
25~34歳94.590.792.0△2.51.3
35~44歳96.394.092.6△3.7△1.4
45~54歳95.993.592.9△3.0△0.6
4月の男性の人口と仕事の不足(万人)
年齢2017年の人口1997年2007年
25~34歳68817△9
35~44歳8873312
45~54歳87526
25~54歳2,45076
1997年の日本の金融危機前を目指すなら、さらに76万人分の仕事を確保する必要があります。リーマンショック前なら9万人です。これらの人々の性格から見て、フルタイムの仕事ができるでしょう。パートタイム労働市場の需給の引き締まりがフルタイムの市場に及んでくる必要があります。 好調な25歳から34歳でも金融危機前には回復していないのです。 人気blogランキングでは「社会科学」の6位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング