「
25歳から29歳の男女の正規雇用率は上昇中」で数字を紹介しましたが、男性に限るとこうなります。
人口は減り続けています。わずか3年間で22万人も減っています。率で言うと6%くらいです。これに対し、
労働市場への参加割合、
労働力率は安定しています。もう少し上がってもいいと思うのですが。したがって、
労働力人口も20万人の減少しています。このうち役員を除く雇用者の減少は11万人ですので雇用者になっている割合は上がっています。正規の職員・従業員は6万人しか減っていません。男性を正社員として雇用するということであれば、数という点ではそれほど大きな問題はありません。これに対して、非正規の人数は6万人、10%も減っています。人口が減り、
労働力率は安定しているという条件の下で好景気が続く限り、増えることはないでしょう。学生、生徒ではない若い男性を労働者を安い賃金で
非正規労働者として雇うことを前提にしたビジネスモデルは早めに転換したほうがいいでしょう。
25歳から29歳男の正規雇用(万人)年平均 | 人口 | 労働力 | 雇用者 | 正規 | 非正規 |
---|
2013年 | 352 | 330 | 292 | 235 | 58 |
2014年 | 343 | 321 | 289 | 233 | 56 |
2015年 | 336 | 313 | 282 | 228 | 54 |
2016年 | 330 | 310 | 281 | 229 | 52 |
正規労働者の割合は、対人口で2.6ポイント、対
労働力人口で2.7ポイント、対役員を除く雇用者で1.0ポイント上昇しています。対雇用者では81.5%です。さらに上がると思われます。非正規で雇うのは困難になるでしょう。現在、
労働市場に参加していない層を採用するという方法はあるかもしれません。
25歳から29歳男の正規雇用率(%)年平均 | 労働力率 | 対人口 | 対労働力 | 対雇用 |
---|
2013年 | 93.8 | 66.8 | 71.2 | 80.5 |
2014年 | 93.6 | 67.9 | 72.6 | 80.6 |
2015年 | 93.2 | 67.9 | 72.8 | 80.9 |
2016年 | 93.9 | 69.4 | 73.9 | 81.5 |
人気blogランキングでは「社会科学」の6位でした。今日も↓クリックをお願いします。
人気blogランキング