25歳から44歳の男性の6月の就業率は、リーマンショック前を上回った

1年前の「25歳から54歳の男性の6月の就業率は、まだリーマンショック前を下回っている。」では、「働き盛りの男性の就業率は芳しくありません。」と書いていたのですが、今回は25歳から34歳、35歳から44歳ではリーマンショック前の就業率を上回りました。残念ながら45歳から54歳はまだです。なお、25歳から34歳も0.4ポイント上回っただけです。 6月の男性の年齢階級別就業率(%)
年齢1997年2008年2017年97年との差08 年との差
25~34歳94.691.291.4△3.20.2
35~44歳96.393.794.0△2.30.3
45~54歳95.293.592.4△2.8△1.1
6月の男性の人口と仕事の不足(万人)
年齢2017年の人口1997年2008年
25~34歳68722△1
35~44歳88420△3
45~54歳8802510
25~54歳2,45167
1997年の日本の金融危機前を目指すなら、さらに67万人分の仕事を確保する必要があります。率だと2.7%です。いわゆる人手不足を背景に投資、消費は拡大しつつあるようです。財市場の好転が労働市場のさらなる好転につながってほしいものです。この年代の男性の労働力供給にはまだ余裕があります。 余談ですが、35歳から44歳の人口が減ってきていて、逆に45歳から54歳の人口が増えてきています。6月はまだ35歳から44歳人口の方が多いのですが、7月には逆転するかもしれません。 人気blogランキングでは「社会科学」の番外でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング