25歳から54歳の男性の6月の就業率は、まだリーマンショック前を下回っている。

6月分の労働力調査が発表されました。働き盛りの男性の就業率は芳しくありません。 6月の男性の年齢階級別就業率(%)
年齢1997年2008年2016年97年との差08 年との差
25~34歳94.691.291.0△3.6△0.2
35~44歳96.393.792.9△3.4△0.8
45~54歳95.293.592.5△2.7△1.0
6月の男性の人口と仕事の不足(万人)
年齢2016年の人口1997年2008年
25~34歳69825
35~44歳90231
45~54歳85323
25~54歳2,4537917
5月には2008年を上回っていた25歳から34歳の就業率も6月には下回ってしまいました。とはいえ、誤差の範囲内でしょうが。35歳から54歳の男性はまだまだという状況です。「35歳から54歳の男性の5月の就業率は、まだリーマンショック前を下回っている。」でも書きましたが、「35歳から44歳は人口のボリュームゾーンでもあり、就職氷河期世代でもあります。この層の雇用の改善は急務です。彼らが45歳以上になる前に何とかしなければなりません。」 1997年の日本の金融危機前を目指すなら、さらに79万人分の仕事を確保する必要があります。率だと3.2%です。安定した完全雇用に達したとは言いにくい状況です。 人気blogランキングでは「社会科学」の7位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング