総務省統計局から9月分の
労働力調査が発表されました。
働き盛りの男性の就業率は次の通りです。
9月の男性の年齢階級別就業率(%)年齢 | 1997年 | 2008年 | 2015年 | 97年との差 | 08年との差 |
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25~34歳 | 93.6 | 90.7 | 90.6 | △3.0 | △0.1 |
35~44歳 | 95.8 | 94.3 | 93.4 | △2.4 | △0.9 |
45~54歳 | 95.0 | 93.3 | 93.0 | △2.0 | △0.3 |
徐々に改善してきていて、25歳から34歳では、
リーマンショック前まで0.1ポイント差と迫りました。雇用情勢が改善するときには、若い層から改善することが多いのですが、今回もそうなっているようです。45歳から54歳も
リーマンショック前に近づいてきています。やや遅れているのが、35歳から44歳層です。
9月の男性の人口と仕事の不足(万人)年齢 | 2015年の人口 | 1997年 | 2008年 |
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25~34歳 | 705 | 21 | 1 |
35~44歳 | 918 | 22 | 8 |
45~54歳 | 840 | 17 | 3 |
25~54歳 | 2,463 | 60 | 11 |
改善がゆっくりと続いた結果、
リーマンショック前の就業率を回復するためにに必要な就業者は、11万人分(8月は17万人分)になりました。
金融危機前を目指すなら60万人分(8月は77万人分)です。大体、2.5%ぐらいです。
「
2015年8月になってもまだ男の普通の仕事は足りない」で、「最近の動きに幻惑されて、雇用拡大の手を緩めるべきではありません。」と書きましたが、意見に変わりはありません。
完全雇用になるまではまだまだ先があります。
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