「
なぜ雇用は改善し続けているのか?人的資本の生産が増えているから? その2」で、「本当に人的資本の生産が増えているのかは実証できるデータがあまりありません。学卒採用が増えていることぐらいです。」と書いたので、これに関連する数字を。
総務省の
労働力調査を読むと、学校を出て、
労働市場に参加し始める時期の若い男性の正社員、正職員数が少しですが増えているようです。8月には減っているので明確ではありませんが。正社員は普通の場合には、教育訓練が行われ人的資本がある意味で社内に蓄積されていると考えられます。
15から24歳の男性正社員・正職員の数の動向(万人)月 | 2014年 | 2015年 | 増減 |
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4月 | 141 | 145 | 4 |
5月 | 150 | 155 | 5 |
6月 | 143 | 147 | 3 |
7月 | 140 | 144 | 4 |
8月 | 147 | 141 | △5 |
9月 | - | - | - |
このあたりは、一つの証拠といえるかもしれないのですが、25歳から34歳では、むしろ減っています。かなりの企業がこの年齢層の正社員・正職員の不足を感じているのではないかと思うのですが。
25から34歳の男性正社員・正職員の数の動向(万人)月 | 2014年 | 2015年 | 増減 |
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4月 | 519 | 501 | △18 |
5月 | 516 | 497 | △19 |
6月 | 502 | 500 | △2 |
7月 | 502 | 497 | △5 |
8月 | 503 | 489 | △14 |
9月 | - | - | - |
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