女性は高齢期にどう備えればいいのか? その1

高齢者はなぜ働くのか? その3」に、シーラカンスさんからご質問をいただきました。

夫に先立たれ、子供も当てにならないときには、これから高齢者になる女性はどうしたらいいかというご質問です。難しいですね。

まず、以前、「「逆さ年齢」の勧め」でも書いたのですが、女性の方が平均寿命が長いのです。65歳になった時点での平均余命は男性18年、女性23年です。

ですから同い年で結婚すると、女性は夫に先立たれ、自分が死ぬ前の5年ぐらいは一人で暮らすことになります。あくまで「平均すれば」の話です。男性の場合、死ぬまで妻と一緒にいられることが多いと言うことです。

夫婦で話し合って「子供はずっと作らないでおこう」と決めるとき、男は「子供はいなくても、死ぬまで愛する妻と一緒に暮らせる。」と思っておけばいいのですが、女性は「子供もいず、夫に先立たれて一人で暮らす」と覚悟を決めておかなければなりません。理論的にはこうなる確率が高いということです。

では、実際にはどうなのか。

国民生活基礎調査が、ちょうど発表されました。http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa04/1-2.html

表3を見てください。

一人住まいの高齢者(65歳以上)は年々増えています。

平成16年では373万世帯=373万人がいます。そのうち男性は90万6千人。女性は282万4千人です。1:3です。

こういう事態を避けるにはどうすればいいか。単純です。5歳以上年下の男性と結婚すればいいのです。逆さ年齢が同じ男性、若い男性と結婚すればいいということです。

「無茶なことを」と思われるかもしれません。特に少子化が進んで、年下の方が人数が少なくなっていますから。

しかし、lこれも以前、「男の子の将来」で書きましたが、同じ年齢だと男性の方が5%ほど多く生まれています。5歳ぐらい下同士ではで女性の方が少なく、男があぶれています。チャンスはあるはずです。

この方法のバリエーションとして、夫に先立たれた後、5歳ぐらい年下の男性と再婚するという方法もあります。

(続く)

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