「
女性は高齢期にどう備えればいいのか? その1」を読まれて、ふざけていると思われた方がいらっしゃるかもしれません。女性の老後の問題は重すぎて、ストレートに表現しにくいのです。
「その1」では、「自分より若い男性と結婚する。」方法を考えました。
これは確かに有効なのですが、結婚した後はこの方法は使えません。では、どうするか。根本的な問題は男性の方が早死にすることでした。
ですから
自分の夫にだけは長生きしてもらえばいいのです。
では、男性は、どんな原因で死んでいるのか。「
平成16年の人口動態統計」で分かります。第6表の3-2男性のところを見てください。
年齢別男性の死亡原因トップ3年齢 | 第一位 | 第2位 | 第三位 |
---|
30~34歳 | 自殺 | 不慮の事故 | 心疾患 |
35~39歳 | 自殺 | 悪性新生物 | 不慮の事故 |
40~44歳 | 自殺 | 悪性新生物 | 心疾患 |
|
45~49歳 | 悪性新生物 | 自殺 | 心疾患 |
50~54歳 | 悪性新生物 | 心疾患 | 自殺 |
55~59歳 | 悪性新生物 | 心疾患 | 自殺 |
|
60~64歳 | 悪性新生物 | 心疾患 | 脳血管疾患 |
65~69歳 | 悪性新生物 | 心疾患 | 脳血管疾患 |
70~74歳 | 悪性新生物 | 心疾患 | 脳血管疾患 |
ただし、これは男性全体です。奥さんがいる男性に限ると少し変わるはずです。特に、自殺については、「
「成人男性の絶望感が社会を引き裂く?」について」で書いたように結婚していると大きく減ります。
自分がいること自体で自殺対策は、十分だと考えるとすると、悪性新生物(雑に言えばガンです。)脳血管疾患(雑に言えば卒中です。)心疾患(雑に言えば
心筋梗塞などです。)対策をすればいいことになります。悪性新生物の中で増えているのが肺ガンと大腸ガンです。このページ↓の図8を見てください。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai04/kekka3.html#2
脳血管疾患、心疾患も考えると、
夫に禁煙、禁酒、適度な運動(ダイエット)をしてもらう(させる)こと
、これが結婚している女性の老後対策の第一歩です。
(続く)
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