一人暮らしのお年より増加

平成17年の国民生活基礎調査が発表されました(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa05/index.html)。

65歳以上の高齢者のいる世帯についてみると(表2)、全体の数は、勿論増え続けており、1,853万世帯になっています。全世帯に占める割合も39.4%になりました。16年に比べて0.8ポイント増えていますので、今年は40%台に突入するかもしれません。高齢化の反映です。

このような世帯には、幾つかのタイプがあるのですが、17年は今までとは違った特徴が出てきています。これまでは「三世代世帯」の割合が、一貫して低下し、「単独世帯」、「夫婦のみの世帯」、「親と未婚の子のみの世帯」の割合が増えてきていました。ところが、17年には「夫婦のみの世帯」、「親と未婚の子のみの世帯」の割合も低下し始めています。

では、どのような世帯の割合が増えているのかと言えば、当然、「単独世帯」、つまり65歳以上の高齢者の一人住まいです。406万9千世帯です。これは、ひょっとすると介護保険の制度改正の影響かもしれません。もしそうなら、通常の一人暮らしとはイメージが違います。

それはさておき、一人暮らしの高齢者の男女の割合はどうなっているかを見ると(表3)、男が1に対し女が3です。

簡易生命表」でも書いたのですが、女性の方が寿命が長いので、どうしてもこういう結果になります。

それにしても、図4を見ると、305万9千人いる女性の単独世帯の11.5%、ということは35万2千人は85歳以上です。まあ、女性の平均寿命84.6歳ですから、不思議はないのですが。

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