人口推計 その2
「人口推計 その1」の続きです。
厚生労働省から平成20年の合計特殊出生率が発表されました。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai08/index.html
1.37です。もう一度、評価をしてみます。
判断の基準は前回と同じ、この二です。
1 期間中の合計特殊出生率の平均値の差
2 期間中の合計特殊出生率の動きの型
推定値と実績は次の通りです。http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Mokuji/1_Japan/J_Detail_14.asp?fname=1_katei/1-1.htm
合計特殊出生率 年 中位推計 実績
第1の基準に照らせば、推定値の平均は1.31845、実績は1.31500です。差は0.00345、率では0.26%です。極めて優秀な予測です。
第2の基準で考えると、推計は19年まで低下し、その後上昇するとしていました。現実には、17年まで低下し、その後上昇しています。底になる年を実績より2年遅く想定してしまいましたが、ごく短い期間は低下、その後反転という方はきちんと捉えています。
総合的に見れば、14年推計は今のところ良好なものであったというのが、私の評価です。政府の予測はすべて外れ続けていたかもしれませんが、平成14年推計は今のところ当たっているといえます。
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年 | 予想 | 実績 |
---|---|---|
平成12年 | 1.35918 | 1.35918 |
平成13年 | 1.34277 | 1.33 |
平成14年 | 1.33240 | 1.32 |
平成15年 | 1.32344 | 1.29 |
平成16年 | 1.31686 | 1.29 |
平成17年 | 1.31686 | 1.26 |
平成18年 | 1.30696 | 1.32 |
平成19年 | 1.30622 | 1.34 |
平成20年 | 1.30816 | 1.37 |