若い女性の人数が増えるのではなかろうか?

2015年の国勢調査の結果が来月下旬に出るようです。政界やマスコミの関心は議員定数への影響に集中しているようですが、国勢調査の結果はいろいろなところに利用されます。 国勢調査の結果で一番基本的なものは、年齢別、性別の人口です。若い女性の人数は、「8月も出生数は減少」で取り上げたような、出生に影響します。 この若い女性の人数が増えるかもしれないなと思っています。というのは今回の調査でインターネットによる回答が可能な範囲が広がったからです。具体的には次の通りです。 平成27年国勢調査は、総務省統計局 - 都道府県 - 市町村 - 国勢調査指導員 - 国勢調査員の流れにより行った。  調査は、調査員又は調査員事務を受託した事業者(以下「調査員等」という。)が、下記の方法により行った。 1.調査員等は、担当する地域の全ての世帯にインターネット回答の利用案内を配布する。世帯は、9月10日~20日の期間にインターネット回答を行う。 2.その後、調査員等はインターネット回答のなかった世帯に調査票等を配布する。世帯は、記入した調査票をそのまま調査員等に提出するか、又は郵送により提出することにより回答を行う。  ただし、世帯員の不在等の事由により、前述の方法による調査ができなかった世帯については、調査員等が、当該世帯について「氏名」、「男女の別」及び「世帯員の数」の3項目に限って、その近隣の者に質問することにより調査した。 一般に若い女性は用心深く、特に一人暮らしなどの場合、調査員の訪問も嫌がる傾向があるようです。当然回答率は低くなるのですが、今回の場合、インターネットによる回答が可能なので、これまでより、回答する方が増えそうな気がしています。 すると、人口が増えることになり、出生率などの数字も変わってきます。人口予測も変わります。 今のところ、人口推計では2015年10月の総人口(外国人などを含む)を次のように推定しています。 年齢別女性人口(万人)
年齢人口推計国勢調査
20歳から24歳302
25歳から29歳317
30歳から34歳360
35歳から39歳412
40歳から44歳483
45歳から49歳434
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