アメリカの代表的な
株価指数であるダウ
ジョーンズ工業30種と
日経225を比べてみると、
金融危機の
震源地であるアメリカのほうが株価の下落率が小さいという不思議な結果が出ます。
これは数字のマジックです。円がドルに対して切上がっていますから、
日経225をドル建てに直すと、29.5%の下落で、ダウ
ジョーンズ工業30種の下落率33.8%よりも小幅です。
さらによりカバー率の高いアメリカの指数であるS&P500の下落率は38.5%です。
これを見ると2007年末にドルで同じ額の資金をアメリカ株式に投じた場合よりも日本の株式に投じた方が収益率が高かったということになります。
日米株価指数指数 | 2008年末 | 2007年末 | 上昇率(%) |
---|
ダウ工業30種 | 8,776.39 | 13,264.826 | △33.8 |
日経225 | 8,859.56 | 15,545.07 | △43.0 |
ドルレート | 90.76 | 112.34 | 11.5 |
ドル建て日経225 | 97.62 | 138.38 | △29.5 |
S&P500 | 903.25 | 1,468.36 | △38.5 |
ただ、2007年末に円に換えてそのまま持ち、2008年末にドルに戻すのが一番収益率がよかったのですが・・・。
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