都道府県の人口

都道府県の人口について考えて見ます。 複雑なことはしません。日本人を39歳以下と40歳以上に分けます。そして、各々の中で各都道府県の人口のウェイトを計算します。 結果はこんな風になりました。若年と書いたのは39歳以下、中高年と書いたのは40歳以上です。差は若年の割合から中高年の割合を引いたものです。 プラスなら日本全体の中高年に占める割合より若年のもののほうが高いことを意味します。 今後、子供を生む女性は39歳以下の世代が圧倒的です。したがって、生まれる子供の割合は、人口全体の割合に比例するのではなく、39歳以下の人口の割合に比例すると考えられます。39歳以下人口の割合が高い都道府県では、出生割合が高いことになります。 一方、死亡率は40歳以上のほうが高いので、40歳以上人口の割合が高い都道府県では、志望者が多いと見込まれます。 したがって、差がプラスの都道府県の人口割合は今後高まると予想していいでしょう。 二つ、問題があります。ひとつは都市の大学に通っている学生が地方に帰る可能性があります。また、地域により子供の生みやすさに差があります。 今後、人口割合が高くなりそうな都道府県 12都府県
都道府県別人口割合(%。%ポイント)
都道府県合計中高年若年
宮城1.91.81.9 0.1
埼玉 5.55.35.80.6
千葉4.74.64.90.3
東京9.79.310.20.9
愛知5.65.36.00.8
滋賀1.11.01.20.1
京都2.12.02.00.1
大阪6.86.67.10.5
兵庫4.44.34.40.1
福岡4.03.94.00.3
12都府県計53.751.556.34.8
東北の中心地、宮城はさすがです。 東京は、39歳以下では全国の10%を超えています。40歳以上と39歳以下のポイント差が0.9と最大です。今後も集中が続くのでしょう。東京に隣接している埼玉は0.6ポイント、千葉も0.3ポイントとプラスです。南関東への集中は続くでしょう。 愛知も景気の良さを反映してか、40歳以上と39歳以下のポイント差が0.8もあります。東京に次ぐ2位です。 近畿地方も大阪(0.5ポイント)、兵庫(0.1ポイント)、京都(0.1ポイント)、滋賀(0.1ポイント)と4府県も入っています。 福岡も九州の中心地として0.1ポイント増加しています。 沖縄も移住が多いせいか、0.3ポイント増加しています。年齢計で1.1%しかない県ですからこの増加幅は大きいです。 私の予測がはずれたのが、神奈川、静岡、三重、広島がここに入らなかったことです。 12都府県を合わせると、40歳以上は51.5%とほぼ全国の半分ですが、39歳以下では56.3%もあります。今後も集中は緩やかに進んでいくでしょう。 ちょっと気になるのが、この集中地域が周期的に訪れると言われている関東の地震東海地震、、東南海地震、南海地震の影響を受けやすそうな地域であることです。大丈夫でしょうか? 人気blogランキングでは「社会科学」の24位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング