「
パートタイム労働市場の逼迫」では、調査産業計の結果を示しましたが、パートタイム労働者が最も多い卸売業・小売業の状況は次の表のようになっています。
労働投入が減りつつ、賃金率は上昇するという現象が時折みられます。17年上期もそうなっていますが、これをもって労働供給の限界に達したと言い切れるかどうか、まだわかりません。最近は、労働時間がごく短いプチワーカーも増えているようです。これは統計上はパートタイム労働者に含まれます。
1から3月期は労働投入は、前年同期比0.66%減少していましたが、4-6月期は0.2%の増加です。統計数字、その背景にある経済は理屈で予想したものとは違う語気を示すことが多いのです。
パートタイム労働の変化年期 | 労働投入の変化率(%) | 賃金率の変化率(%) | 労働投入の賃金率弾力性 |
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2011年上期 | △0.4 | 0.6 | △0.6 |
下期 | 0.0 | 0.7 | 0.0 |
12年上期 | 1.2 | 1.2 | 1.1 |
下期 | 0.7 | 0.9 | 0.8 |
13年上期 | 0.6 | 0.2 | 3.1 |
下期 | 1.5 | 0.2 | 7.2 |
14年上期 | △0.4 | 1.5 | △0.3 |
下期 | △1.5 | 1.5 | △1.0 |
15年上期 | 4.9 | 0.9 | 5.4 |
下期 | 4.4 | 1.3 | 3.4 |
16年上期 | 0.8 | 2.2 | 0.4 |
下期 | 0.6 | 2.0 | 0.3 |
17年上期 | △0.3 | 1.9 | △0.1 |
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