2016年9月の25歳から29歳正社員は378万人、8万人減少

8月の25歳から29歳正社員は369万人、2万人減少」でしたが、人口に占める割合は上昇していました。しかし、9月は割合も低下しています。男性は上昇しているのですが、女性の落ち込みが大幅です。標本誤差かもしれませんが、20歳代前半とは様相を異にしています。 非正規雇用者は4万人増えて137万人です。この点も20歳代前半とは異なっており、非正規化が進んでいます。 正社員の数(万人)
2014年2015年2016年
1月387376382
2月386376383
3月390375378
4月388379383
5月38238039313
6月372388384△4
7月378376370△6
8月384371369△2
9月382386378△8
10月380385
11月377366△11
12月374385△5
人口に対する正社員の比率は、前年同月比0.3ポイント低下し、59.0%になりました。 人口に占める正社員の割合(%)
2014年2015年2016年
1月56.756.959.02.1
2月56.857.059.42.4
3月57.556.858.51.7
4月57.357.659.51.9
5月56.557.861.03.2
6月55.359.059.70.7
7月56.357.657.5△0.1
8月57.456.957.60.7
9月57.259.359.0△0.3
10月57.159.12.0
11月56.756.3△0.4
12月56.557.00.5
7月の25歳から29歳正社員は370万人、6万人減少」の(注)で「2014年、15年を見る限り、この率には明確な季節変動は見られません。22歳から24歳とは違うところです。」と書いたのですが、2015年には7月、8月にこの比率が下がっていて、今年も同じ傾向がみられます。ただ、一昨年はそういう傾向がみられません。去年、今年は何か共通の要因があるのかもしれません。 人口は10万人減少して641万人です。正社員の数を維持できていれば正社員の割合は60%を超えていたはずなのですが、残念です。 労働力率は0.2ポイント低下して87.2%、労働力人口は10万人減って559万人です。就業者は8万人減って536万人、就業率は横ばいで83.6%です。 完全失業者は2万人減って、23万人、完全失業率は0.3%下がって、4.1%となりました。 非労働力人口は1万人減って80万人ですが、家事は2万人増えて52万人になっています。 これまで若者の雇用は順調でしたが、少し陰りが出ているのかもしれません。政府は人手不足対策に傾斜しすぎていないか、検討すべきです。 人気blogランキングでは「社会科学」の8位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング