事業所規模別のパートタイム労働者

毎月勤労統計でみる労働経済の動き(2016年12月確報)」と少し趣を変えて、パートタイム労働者の1時間当たり所定内給与と労働投入量の動きです。備忘のために。 パートタイム労働者の1時間当たり所定内給与と労働投入 前年同期比(%)
年期5人以上給与5人以上労働投入30人以上給与30人以上労働投入
2012年Ⅰ0.33.9△0.12.8
2012年Ⅱ0.64.10.62.8
2012年Ⅲ0.82.70.50.5
2012年Ⅳ1.03.10.51.6
2013年Ⅰ1.21.01.3△1.4
2013年Ⅱ1.21.81.2△0.3
2013年Ⅲ0.72.11.20.1
2013年Ⅳ1.02.21.9△0.4
2014年Ⅰ1.61.91.90.6
2014年Ⅱ1.52.41.40.8
2014年Ⅲ1.51.71.50.2
2014年Ⅳ1.40.91.2△0.9
2015年Ⅰ1.13.80.93.9
2015年Ⅱ1.12.80.92.8
2015年Ⅲ1.83.40.83.8
2015年Ⅳ1.43.01.14.3
2016年Ⅰ1.12.10.71.0
2016年Ⅱ1.90.91.50.0
2016年Ⅲ1.30.61.3△0.6
2016年Ⅳ1.91.01.6△1.3
2017年Ⅰ
2017年Ⅱ
2017年Ⅲ
2017年Ⅳ
30人以上事業所は5人以上事業所に含まれます。 5人以上で見ると一貫して賃金率が上昇し、労働投入も増えています。単純に考えると労働供給の伸びを上回る需要の伸びがあったということになります。細かく見ると最近は賃金率の上昇幅が大きくなっていて、労働供給の伸びが小さくなってきている様子がうかがわれます。 30人以上でもおおむね同じことが言えますが、特として賃金率が上昇して、労働投入が減るという局面があります。労働供給が減少していると考えられます。2016年の後半がそうでした。 今後30人以上で労働投入の減少が続くのか、また5人以上でtン銀率が上がりつつ労働投入が減る局面が来るのか、関心を持ってみています。 人気blogランキングでは「社会科学」の番外でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング