労働市場は、景気に対して少し遅れて反応します。その中で比較的敏感に反応するのがパートタイム
労働市場です。市場といえば価格と量が決定されるところですが、今回は価格について取り上げます。
パートタイム労働者の賃金率を所定内給与÷所定内労働時間でとらえることにします。データは
厚生労働省の毎月勤労統計からとります。
パートタイム労働差yの賃金率は、長期的には上昇傾向にあります。
パートタイム労働者の賃金率(2010年=100、%) | 年(四半期) | 前年(同期)比 |
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1995年 | 87.8 | 1.1 |
2000年 | 92.1 | 0.4 |
2005年 | 94.2 | 0.8 |
2010年 | 100 | -0.1 |
2011年 | 100.3 | 0.3 |
2012年 | 100.8 | 0.5 |
2011年Ⅰ期 | 100.5 | -0.3 |
2011年Ⅱ期 | 99.9 | -0.6 |
2011年Ⅲ期 | 100.4 | 0.5 |
2011年Ⅳ期 | 100.4 | 0.0 |
|
2012年Ⅰ期 | 100.8 | 0.4 |
2012年Ⅱ期 | 100.4 | -0.4 |
2012年Ⅲ期 | 101.0 | 0.6 |
2011年Ⅳ期 | 101.1 | 0.1 |
2013年Ⅰ期 | 101.7 | 0.6 |
これを見ると、2012年第Ⅲ四半期から2013年第Ⅰ四半期まで3期連続で前年同期を上回っています。2013年第Ⅰ四半期は0.6%上昇です。この数字は、長期的にみればそれほど低いものではありません。
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