死亡数増加

厚生労働省が10月の人口動態統計の概数を発表しています。http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/m2010/10.html これは、日本での日本人の出生や死亡の統計です。 毎月、その月の分と1月からその月までの合計が発表されています。 1月から10月までの数字を見ると、死亡がかなり増えています。 10月までの死亡は、980,867人です。昨年と比べると、43,242人、4.6%の増加です。過去の例からいうと少し多めです。内訳をみると次のようになっています。増加率の高い順に並べてあります。
死因死亡数(人)増加(人)増加率(%)
全死因980,86743,2424.6
老衰43,4985,58918.1
交通事故以外の不慮の事故27,0522,76911.4
慢性閉塞性肺疾患13,4137826.2
肺炎97,4844,5814.9
心疾患153,5116,9754.8
老衰の伸び率が高いです。高齢化が進み、老人が増えれば老衰が増えるのは自然なことですが、それにしても高い増加率です。交通事故による死亡は減っているのですが、それ以外の不慮の事故がずいぶん増えています。 幸いなことに自殺は減っています。 老衰の増加には夏の暑さの影響もあったのかもしれません。天寿を全うされた方が多いということですから喜ぶべきなのでしょうか。迷うところです。 「祝 出生数増加」で書いた出生は、日本における日本人は1月から10月までで285人の増加です。年間では増加か減少か微妙です。 自然減は、92,040人で42,957人の増加です。緩やかな人口の減少は続いていくでしょう。 ここをクリック、お願いします。 人気blogランキング 人気blogランキングでは「社会科学」では34位でした。